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顧客ごとの検査水準について
2023/10/21 01:22
- 顧客ごとの検査の水準について知りたい。
- 検査水準の管理が悩みです。
- 顧客ごとに検査基準が異なるのは一般的なのか?
顧客ごとの検査水準について
2022/06/22 17:07
品質管理にお詳しい方いらっしゃいましたらご教示下さい。
品質保証部に配属されたばかりで、日々勉強しながら業務に取り組んでいます。
前回も当サイトでご相談させていただいた内容に引き続いての質問です。
顧客ごとで検査の水準が異なることって一般的なことでしょうか?
当社では樹脂の加工品を生産している会社です。
当社の検査工程について、「外観」、「長さ」、「重量」3点の品質特性の検査基準があるのですが、
例えば、
●標準「長さ」100mm±5mm
●顧客A「長さ」100mm±2mm
◆標準「外観」キズ5点以内
「検査時間」1min
◆顧客A「外観」キズ1点以内
「検査時間」3min
とかです。
基準が異なる顧客が増えれば増えるほど、管理が大変になりますし、検査も同様にコストがかかります。
検査で品質水準を上げるような気がして違和感が強いのですが、他の製造業の会社もこのような感じなのでしょうか?
抜き取り検査のロット不合格判定基準値を顧客ごとで替えたりすることも同様に、ご意見お聞かせいただけますと幸いです。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
質問者が選んだベストアンサー
>> 顧客ごとで検査の水準が異なることって一般的なことでしょうか?
極めて一般的な事です。また仮に同一の顧客であっても、最終的な用途やその他の事情で判定基準が変化する事は多々あります。
例えばですが、樹脂製品なら車の内装品などが分かりやすいですね。一台100万円そこそこの乗用車と、ン千万円もする高級車であれば、仮に同じ部品であってもキズや色ムラに対する要求は異なります。
>> 基準が異なる顧客が増えるほど〜コストがかかります。
>> 検査で品質水準を上げるような気がして
この感覚も正しいです。
例えば近似した基準であれば、厳しい基準に統一して管理コストを下げるというのもよくある手法です。
ただこれは製造側の工程能力に十分な余裕がないと、無意味にNG品が増えるばかりで、これはこれでコスト増の原因になります。
そうした意味では、必ずしも理想的でなくとも、社内全体での妥当なラインを見つけるのが重要です。
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その他の回答 (10件中 1~5件目)
検品の水準は顧客のオーダーとそれに合意して受注する、という契約の世界ですからオーダーが様々になるのはしょうがないですね。
欧米のような契約社会ではSQL水準で価格も異なります。
つまりメジャートラブルを別としてサイズ誤差などについてはそのエラー度合いが100個に1個許容するのか、100個に0.1個なのか、という検品水準によって値段が違うわけ。
合理的ですよね。
日本は西武百貨店で売っているTシャツでもしまむらのTシャツでも同じような品質を求めます。あほです。
それでいて水準以上の不良が出ても支払い停止とか返品ではなく営業マンが土下座すれば許される。みたいな世界が日本。
お礼
2022/06/23 08:25
>欧米のような契約社会ではSQL水準で価格も異なります。
つまりメジャートラブルを別としてサイズ誤差などについてはそのエラー度合いが100個に1個許容するのか、100個に0.1個なのか、という検品水準によって値段が違うわけ。
合理的ですよね。
→欧米の商習慣では当然なのですね。確かに合理的です。
日本も製造業の立場からすれば、そういったトレードオフな商習慣であっていただきたいです。大変共感させられました。ありがとうございます。
製品ごと違います
>>検査で品質水準を上げるような気がして
根本的に間違ってるので 今のうちに修正しておいてください
品証やってない人は良く誤解があるが
https://imamura-net.com/blogpost/10736/#i-2
ラーメンで例えると
うまい まずい は関係ありません
同じ味で毎日提供することが 品質が良いということです
まずいラーメンでも 毎日 味が変わらなければ 品質が良いということになります
逆に うまいラーメンでも 客ごとに味が変われば 品質が悪いことになります
お礼
2022/06/24 08:27
確かに製品ごとで顧客が要求する事項も異なってくると思いますため、ご内容の通りと共感致しました。
参考とさせていただきます。ありがとうございました。
あなたは、検査部門なので、わからないかもしれませんが、
検査費用というのは、製品の生産コストに入れてあるものなんです。
一般的に、その会社の標準公差や品質基準というものがあり、見積もりを作るときに、それで一般的には出しますが、その見積もり内容などに、どういう検査をしますよ。と言うことも唄います。
そして、客先が、その基準じゃダメなので、この基準でやってくれ!と言う場合、それにかかる検査基準で追加される工数(軽さにかかるコスト)はその製品単価に乗せて見積もりを作ります。
つまり、あなたが心配されている、客先ごとに違う品質基準を使った時にかかる費用は、製品単価に乗っている。と言うことになっているわけです。
客側から見れば、その分お金高くてもOK出してるんだから、その通りにやってよ。と言うことなのですが、おかしな内容でしょうか?
効率化していく上で、基準を統一化していくと言う方法もありますが、品質基準を厳しくすると言うことは、エラー率を上げて、歩留まりを悪くすると言うことになります。
つまり修正などの工数が余計にかかるものが増えて、さらに修正のために別の不具合を生み出してしまう可能性も持っているとなります。
なので、会社としての、標準の品質基準と、顧客側からのそれでは間に合わない部分の品質基準は、別料金で対応していると言うのが普通です。
お金をとっているわけですから、それに品質管理部門も合わせないといけないわけです。
お礼
2022/06/24 08:42
日本の場合、価格が先行した後に高い品質を要求されるケースが多いこともあって、負のスパイラルに陥りそうです。
各部署の情報共有をしっかりして、改善に努めて参りたいと思います。ありがとうございました。
USBケーブルを例に出しましたが、写真のコントローラーのストラップの方が例として良いですね。
ストラップなら±5mmは許容できます。
お礼
2022/06/27 08:15
補足ありがとうございます。
お礼
2022/06/24 08:47
やはりどこの製造業も同じ悩みを抱えていることを実感させられました。
標準品の品質水準と不良率とのバランス取るのが難しそうですね。
そのためにも、工程能力をいかにコストを抑えつつ丁寧に向上していくことが大切と感じました。
大変参考となりました。ありがとうございます。