このQ&Aは役に立ちましたか?
熱処理時の曲がり対策と効率的な検品方法について
2023/10/21 01:31
- 熱処理時の曲がり対策として、小指ぐらいの長さのロッド(棒)が公差振れ50μmのところ、約100μm程度曲がってしまう問題に対し、曲がらずに熱処理できる方法を教えてください。
- 現在、検品にかかる時間が30時間程度であり、効率的な検品方法や治具化の方法について教えてください。
- 熱処理時の曲がり対策と効率的な検品方法についての質問です。
熱処理時の曲がりの対策
2022/07/11 11:39
ご教授ください。
小指ぐらいの長さのロッド(棒)なのですが、
公差振れ50μmのところ、約100μm程度曲がってしまいます。
熱処理は浸炭熱処理です。(硬度HRC60程度)
①曲がらずに熱処理できる方法はありますでしょうか。
②現在、検品に30時間くらいかかっているのですが、
いい検品方法などありますでしょうか?治具化?
まとまりのない質問ですいません。
よろしくお願いいします。
回答 (4件中 1~4件目)
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
適切な対策には曲がる原因の解明が必要です。
(1)浸炭前の加工品の曲がりの確認。
(2)加工品を浸炭と同じ温度に加熱し、空冷後に曲がりの確認(加工品の残留応力)。
(3)可能なら浸炭処理の油冷なしで取り出して曲がりの確認(加工品の残留応力)。
(4)処理個数と曲がり発生数の関係(浸炭と油冷の均一性)。
(5)可能なら10~20個程度を均一に浸炭油冷されるようにして曲がりを確認(浸炭と油冷の均一性)。
など。
>> ①曲がらずに熱処理できる方法はありますでしょうか。
焼入れの原理的に『曲がらない焼入れ』は不可能です。あとはそれをどうやって許容範囲内で収まるようコントロールするか、という話であり、高度なノウハウが必要です。
>> ②現在、検品に30時間くらい
要求精度やロット数次第ですが、あまり望ましい状態とは言えないと思いますね。
予算があるなら自動測定機なり専用治具を導入するのが1番ですが、例えばワークが曲がっているなら転がり抵抗があるわけですから僅かに傾けた平面に置いて足切りするような事は可能かと思います。