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切削油の濃度に関する疑問
2023/10/21 02:44
- 職場のチップと砥石のクーラントの濃度を同じにしているが、適正な濃度は不明。
- チップのクーラントは洗浄と防錆、砥石は冷却、洗浄、防錆、潤滑のために使用される。
- 使用している原液はエマルションタイプのシミロンだが、適正倍率や濃度の情報は不明。
切削油の濃度に関すること
2022/10/20 14:42
職場ではチップの設備と砥石の設備の2つがあるのですが、クーラントの濃度を同じにしています。
チップのクーラントは洗浄と防錆で
砥石は冷却、洗浄、防錆、潤滑を目的としてます。
原液はエマルションタイプを使用してるのですが
チップと砥石の濃度は変更するべきなのでしょうか。
使用してる原液はシミロンです。
サイトを見ても倍率、濃度に関しては何も記載がないのでチップ、砥石の適正倍率、濃度がわかれば教えてください。
質問者が選んだベストアンサー
はじめまして。
チップの設備⇒切削加工、砥石の設備⇒研削加工という認識のうえで回答しますね!
水溶性加工液の濃度は、切削加工で5%~10%、研削加工で3%~5%程度を多くのメーカーが推奨しています。
切削加工では、切削点の潤滑性を確保したいのに対して、
研削加工では、浸透性や砥石の洗浄性を確保したいので、上記の様な濃度を推奨していると思われます。
普段の現場での濃度管理は、屈折計(Brix計)を用いて測定します。
この時に、油剤ごとに定められているBrix係数にご注意ください。
(エマルジョンタイプの場合は、Brix係数=1の場合が多いです。)
実際の加工液濃度は、「屈折計の測定値×Brix係数」で算出できます。
Brix係数は、シミロンの販売店さんに聞くと教えてくれると思います。
最後に、不躾な意見とは重々承知したうえでお話します。
研削加工において、エマルジョンタイプをお使いの場合、
加工液の腐敗やそれに伴った防錆力の低下、砥石の目詰まりといったリスクが考えられます。
研削加工では、ケミカルタイプ、もしくはシンセティックソルブルタイプですと、上記の様なトラブルリスクを軽減でき、冷却、洗浄、防錆、潤滑の目的を満たせるかと思います。(透明タイプの加工液です。)
ご検討くださいませ。
長文、失礼いたしました。
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お礼
2022/11/15 11:35
わかりやすい解説ありがとうございました!
現在使用しているエマルジョンタイプで臭い等も困っていたのでケミカルタイプに変更できないか上司に相談してみたいと思います!