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寸法交差、キズなどによる製品の扱いについて
2023/10/21 03:31
- 機械加工で製品を作っている際に、図面の交差は厳守すべきか、それとも実際に使用する際に支障がなければ多少多めに見てもいいのかについて質問です。
- 自分の会社では組み立てで調整できるために、図面の交差を厳密に厳守していない印象を受けます。また、キズに関しても重要部分以外は誤魔化されているように見えます。
- 交差は厳守すべきであり、キズはNGだと考えていますが、自分の会社のものづくりの流れとして難しい場合は周囲に合わせるべきか悩んでいます。
寸法交差、キズなどによる製品の扱いについて
2022/11/28 22:41
お世話になります。
機械加工で品物を作ってるのですが、図面の交差は厳守すべきなのか、それとも実際に使用する際に支障無ければ多少多めに見てもいいのか、どちらがいいのでしょうか?
加えてどちらが良かったとしても、自分の会社がやってるやり方に沿うのが一番でしょうか?
なんか当たり前のような質問ですが…
自分のところでは多少外れても組み立てで調整できたり、図面をの交差を厳密に厳守してるわけではない印象を受けます。
もちろんそういったものはたまにしかないし、客先クレームになるほど図面を無視したものを納品してはいないはずです。
キズに関しても同様で、重要部はシビアですが、その他どうでもいい箇所はけっこうキズを誤魔化してるように見えます。
自分としては交差は厳守、キズはNGな気がするんですけど、自分の会社のものづくりの流れとして難しいなら沿うのがいいのかなと思って質問しました。
よろしくお願いします。
回答 (6件中 1~5件目)
QMS(品質管理システム)的にみた場合、
図面は、発注者-製作者間の「契約書」
図面上の公差は、「契約条件」と捉えることがいいと思います。
公差は、「守るべき」事柄ではなく、「守らなければならない」事柄です。
という訳で、原則論でいえば、公差を外れた品物は、契約違反なので、納品することはできません。
とはいっても、製作するために要した材料や工数などを考慮して、発注者の承諾が得られれば、公差を外れた品物を納品することを認める場合もあります。このような扱いを「特別採用」と呼びます。
「特別採用」は、製作者から発注者に願い出て、契約した仕様を外れた製品を納入することを許してもらう特別な扱いです。
上記のような扱いを、どの程度厳密に行うかは、発注者-製作者間の関係や慣習に大きく依存しています。ご質問者さんの直面している場合に当てはめるのは難しいかもしれませんが、基本的な考え方として記憶に留めていただくことをお勧めします。
傷についても、基本的には同じ考え方ですが、図面(契約書、仕様書)に記載の内容が抽象的な場合が多いので、判断が難しい場合が多く、場合によって扱いが異なりそうです。
また、些細なことで恐縮ですが、「公差」と「交差」とでは意味が異なりますので、表したい意味の用語を適切に使うことに留意することをお勧めします。
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>>品質関係のご回答いただけると説得力ある
一点ご注意頂きたいのは、こうした問題は品質保証の観点からは最終的に『ユーザー満足度』の話になるという事です。
ユーザーが満足しているなら、当初の狙いと違ってもそれは良品です。良、不良は最終的にはユーザーが決めるからです。
しかし加工の技術力などの他の観点からすれば、狙ったものが作れていないならそれは『不良』です。
またコスト面などの問題でユーザーと話が出来ているなら、それが図面などの型で明文化されていないのは社内の仕組み上の『不良』です。
要は「ユーザーがOKと言ってる」というのは製造業としては最低ライン、赤点ではない、というだけですから、その部分だけは勘違いしないようにして下さい。
まずはキズについては、どいうキズなのか不明な部分が多いので何とも言えません。加工中でのキリコによるものでも後工程で加工するからという場合もあれば、その面は最終まで見える部分なのかでも変わるでしょうし、加工物の扱い方自体がそもそも雑なのかとか。
図面の公差については当然図面の指示にある通りにする事です。
>それとも実際に使用する際に支障無ければ
>多少多めに見てもいいのか、どちらがいいのでしょうか?
・絶対やってはいけない。質問者はその設計や組立図まで書いた人であれば、ここはこう書いたけどもう少し公差を大きくしてもいいかとはなりますが、そうでなければ勝手に判断してはいけません。
もし、その公差に対して組み立て時にそこまで公差をしても不要なのか、その公差指示があるからそいう事だけでおさまっているのかも不明。
そう思うのであれば、まずは何と何がどいう風に組み込んで公差なのか、また組み立てでの精度がどうなのか。
さすがにあれもこれもと厳しい公差を書いているが、組み立てを見て組み立て者と相談しそこまで必要ないとなれば、設計者へ話をしてここの公差はこれくらいにしてほしいとか、改善提案などやってから、それらをしないのであれば、自身で加工した物や機械精度など機械的にただ数値入れて加工したからその精度に出来ているとは限らない。
まずは、自身でキズをどういうものがあるのか他の人はどうか、
その後どいう工程をいくのかなど確認してみてはどうか。
公差は守るもの。まずは今の状態を細かく指定の図面をコピーして、
色々確認や組み立て者や設計者に相談です。
自身の加工したものがしっかり精度内に出来ているのかも含めて。
お礼
2022/11/30 01:49
回答ありがとうございます
交差やキズについては、判断できる人に相談してもらってます
その上で、交差から外れたものもOKになったりするので、質問させていただきました
自社向けなら多少は許される・・・一見問題ないですが
それでは自社の技術・技能レベルが下がります
これから生産人口が間違いなく減り様々なレベルの新人を雇うことになるでしょうから教育の面からも厳格に公差・粗度・傷の有無は指示通りにするのが生き残る道だと思います
甘えていると会社のレベルが下がり、教育がうまくいかず立ち回らなくなります
お礼
2022/11/30 01:42
回答ありがとうございます
技術的かどうかはともかく、教育はしっかりされてるかと思います
でも、ものづくりをいわゆるマニュアル化して誰でもできるような環境にしてるのかな、とも思えたりもします
補足
2022/12/02 00:07
交差しておりました
変換ミスです
ご指摘ありがとうございます