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型材数カ月後の寸法変化
2023/10/13 01:45
- 以前金型を作った直後はノックピンがゆるかったのに、約半年後に分解したら固くなっていた。
- 材料はDC53自社の電気炉で焼き入れ焼き戻しの部品とSK3生材の部品をはずそうとした時のできごとです。
- ノックピンは6@でピッチは220です。
型材数カ月後の寸法変化
2002/03/09 15:39
以前金型を作った直後はノックピンがゆるかったのに、約半年後に分解したら
固くなっていた。こんなことってあるんでしょうか。
材料はDC53自社の電気炉で焼き入れ焼き戻しの部品とSK3生材の部品をはずそうと
した時のできごとです。ノックピンは6@でピッチは220です。
質問者が選んだベストアンサー
時間が経ってわかるので、強く認識がされていませんが、
金型の摩耗のほとんどを占めるのがこの、変寸ですよ。
なんか、再研が繰り返されると何故寿命が短くなるの?
と感じたことはありません?KD11Sという型材でうちも体
験しました。いろんな話を聞くと、素材ではなく、熱処
理のせいだと聞きますが、この問題に関してSKD11系の
材料ではKD11Sです。
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その他の回答 (17件中 1~5件目)
#16さんへ回答です。
それは勝手な解釈と思います。
世の中には分かっていないこと
まだまだあります。
IMO-8はあなた方が作った材料
ではないのにそんな広め方して
います。私たちもそんなロット
の小さな材料を、あなたの言わ
れる値段で納めていますが、
苦しいです。
回答 #13の補足
経年変化の安定化処理と不正確な表現を使用したので補足します。
残留オ-ステナイトの安定化です。
430℃以下の安定化処理では、残留オ-ステナイトのマルテンサイト変態は進行しません。
この変態が進行しない温度を利用して、ストレスを減らし残留オ-ステナイトを安定化します。
オ-ステナイトを安定化する事にに因りマルテンサイトへの変態が停止され経年変化が押さえられます。
(測定でも残留オ-ステナイトの量は変化しません。)
オ-ステナイトの変態を促進させるには、過冷却(サブゼロ)処理の様に、冷却の終了点をよりMf点に近づける事だと思います。
自社で超サブゼロ装置などが無いときにはお勧めです。
ただし、マルテンサイトの時効析出による、寸法収縮は促進されます。
KD11Sにも同じ問題があります。
SLDと同じ物は、SLD(今では表示手法が限定されているので
日立金属のSKD11)しかないのが結論だと思います。
それは順序が逆ではないでしょうか。まず、経年変寸が常温時効
現象であることを認識すること。常温時効なら、すこし温度を上げ
て、数年に及ぶ変化を、数時間で済ませること。
それでも不満なら、サブゼロのような方法を併用することでは
ないでしょうか。確かにメーカを選ぶのは不毛です。この経年変寸
は、高温焼き戻しで、硬さがでる冷間ダイス鋼に特有の病理です。
ハイスは3回焼き戻しだとはK氏は良く言ったものだ。
経年変化の安定化処理には条件が有ります。
まず、残留オ-ステナイトをできるだけ少なくします。
No9のrodcut氏の超サブゼロ出来れば大変良いと思います。
No7のcutter氏が安定化処理をしたがうまく行かなかったようですね。
私の実験では、高温焼き戻しの時温度と回数の組み合わせで2次硬化のピ-ク点より低い温度で戻すと効果は激減します。
特にピ-ク点より1020℃低い温度で戻すと最悪です。
材料カタログでの焼き戻し温度推奨条件がこのあたりになっています。
ピ-ク点より高い温度で戻し、350℃以上で440℃以下の範囲で処理すると、3年で0.002/140.0以内に入りました。
No5のnkgwの250℃ではほとんど効果が有りませんでした。
同じメ-カ-、同じ材料でも黒皮サイズの大きさでこのピ-ク点温度が変化します。
また、焼き入れ温度と焼き入れ時の冷却速度でも変化します。
メ-カ-を選ぶ事だけでなく素材寸法などにも注意して、焼き入れ設定もかなり丁寧に行わないと経年変化は押さえられません。
コストと納期がかかってもサブゼロと残留オ-ステナイト安定化処理を加える事をお勧めします。
お礼
0002/11/30 00:00
今度は耳から鱗が落ちました。しかし考えてみると全くもっともな話であり、深刻かつ重要なことであると思います。メーカーのカタログにはいいことばかりしか、書いてないし、私も材料の硬度や加工性にばかり気をとられていました。
経年変化の大きい材料は使えません。とりあえず古典的なSKD11を使っていきます。