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長尺軸の切削加工における外径加工とネジ切り加工方法について
2023/10/13 02:30
- 長尺軸の切削加工において、外径加工とネジ切り加工の方法について教えてください。
- 現在、固定振れ止めを使用して外径加工を行なっていますが、真円加工や表面粗さの確保に課題があります。
- どのような方法を用いれば、外径加工やネジ切り加工を効果的に行なうことができるでしょうか。
長尺軸の切削加工
2002/02/15 17:49
はじめまして。教えてください。
ベッド上振りφ1500、サドル上振りφ1000、芯間5000(移動振れ止め1台・ローラ式固定振れ止め1台を所持している)仕様の旋盤でφ85×6000(主軸頭へ1900挿入)「材質:SUS304とS45C」の外径加工と台形ネジ(P10)加工をします。
現状、固定振れ止めを使用して外径加工をしていますが、ビビリが大きく真円加工・表面粗さの確保ができません。(芯押し台から300mm程度であれば切削可能でした)
このような軸加工の場合、どのようにして外径加工・ネジ切り加工したらよろしいでしょうか、教えてください。
宜しく、お願いします。
回答 (3件中 1~3件目)
こんにちは。うちで昔やっていた方法です(今は専門加工業者で外径は研磨ですね)。
移動振れ止めでビビリながらでも粗加工し 後は固定振れ止め(ロ-ラ-式はNG 砲金等が良い)をサドルが移動できるギリギリの幅で全て取り付け 振れ止め毎に ハイスのヘ-ルバイト(ア-ム形状 スプリング効果の調整方 研ぎ方等が表現が難しい)幅4050でZ送りをかけて順に加工します。正転のみV410m/min(機械,取り付け状況等にて変更必要)。ク-ラントは灯油と油性を混合調整します。ネジきりはハイスのヘ-ル形状になったネジ切りバイトで加工 ビビリが出るようでしたら主軸寸転をかけながら加工します。
加工径φ85に対して旋盤の芯高さが高いですね 出来るだけ低い方が良いですね。
健闘を祈ります。
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基本は逆バイトです。
また、工具のたわみや材料のたわみも材力の本を見ながら計算して、20μm以下を狙って下さい。
makiさん仰る通り、へール仕上は効果的です。このような加工はある重工メーカーでもやってますが、このヘールの作り方が実は難しいのです。その加工を熟知している職人が作ったものでないと、うまく削れないそうです。
質問拝見しました。小径で長尺シャフトそしてネジ切り(P10)大変ですね。
主軸に挿入部分の回転によるシャフトの振れはどうでしょうか。振れがある場合には主軸通り穴を利用した治具を作るか。シャフトを受けられるスペースがあれば(半分出して)台で受けて見ては如何でしょう。
ネジ切り加工部分の長さが不明ですが。固定振れ止めと移動振れ止めの併用をお勧めします。
外径加工では、芯押台に向かって切削する。ビビリが抑えられます。
仕上げ加工は、ヘール仕上げが最適と思います。
ネジ切りでの移動振れ止め(3点式)で加工不能の場合。
ネジ外径に合わせた移動振れ止め(半割、幅広)の製作。
移動振れ止め取り付け用ボルト穴を利用、門型にフレームを作ります。
面倒でも作ってしまえば大いに役立ちます。
頑張って下さい。