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SCM435相当の材料で切削部品のコストダウン方法
2023/10/13 02:38
- SCM435相当の材料を使用した切削部品のコストダウン方法について考えています。
- 部品の大きさはφ10x15L程度のもので、条件として面精度6-S以上、耐磨耗性の劣化のない材料、安定した熱処理が必要です。
- 製造方法は切削加工、鍛造、MIM、焼結など特にこだわりません。注文数量は3000ヶ/ロットです。
SCM435相当の材料
2002/02/06 18:02
SCM435を使用した切削部品のコストダウンをしたいと思っています。
部品の大きさはφ10x15L程度のものです。
材料はSCM435相当であればかまわないと思っていますが、
条件として、面精度6-S以上が出せること、耐磨耗性が劣っていないこと、熱処理(焼入れ:HRC55以上)が安定して入ることが必要事項です。
製造方法も、切削加工、鍛造、MIM、焼結など特別こだわらないで考えたいと思います。注文数量は3000ヶ/ロットくらいです。
加工業者の紹介や、製造方法に間するアドバイスをよろしくお願いします。
回答 (5件中 1~5件目)
合同製鐵のURLです。
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SCM435に対しては、通常S35Cを代替材として使います。
但しこの場合、焼入性を改善する必要があるので、ボロンを0.07%程度添加させる必要があります。また、焼入硬度もHRC5258程度になります。
真に焼入硬度が必要な場合は、S4045Cで、この場合ボロン添加は不要です。
我々自動車業界では、厳しいコスト競争に打ち勝つ為に、特定のメーカーしか出してない材料はあまり使わない、というのが基本スタンスです。市場性のある材料の方が値段を叩きやすいので。
切削性については、安い材料でも加工費を上げないよう、技術で乗り切ります。但し、SCMとS-C材では被削性は大差ありません。
外注業者の加工条件の設定が悪いのでは?
焼入れに関して調べてみましたが、HRC55以上となると
GNH45よりGNH55の方が良いようです。
メーカー資料によると、GNH45では安定してHRC55以上
は厳しいようです。
GNH60ではHRC60以上が安定して行なえる様です。
合同製鋼にて製作している「GNH45」ではどうでしょうか?
非調質鋼でSCM435より切削性は良いです。
対摩耗性についても問題無い材料です。
当社でもSCM435を使用していましたが、生産性向上から
GNH45に変更しました。
お礼
0002/11/30 00:00
ありがとうございます。GNH45は焼きいれに関しても問題無いでしょうか?
もしご存知であれば教えていただけると幸いです。
現状の SCM435材でのコスト分析をなさってはいかがでしょうか? それによりコストの問題点が見えると思います。
私どもは切削加工業者なので各種材質、加工方法、熱処理方法等で検討できると思いますので メールで御連絡頂ければ御検討させていただきます。
E-mail: yutecs@basil.ocn.ne.jp
補足
0002/11/30 00:00
御回答ありがとうございます。
現状、コストの中で、一番大きな割合を占める部分は、素材から挽き加工の工程です。切削時の工具のもちが悪いため、加工業者から泣きが入っている状態です。
例えば、S45CやS50Cと比較して、SCM435の加工性は極端に悪くなるものなのでしょうか?
お礼
0002/11/30 00:00
いろいろアドバイスありがとうございます。GNH55をTryしてみたいと思います。合同製鋼のURL等ご存知でしたら教えていただけないでしょうか?