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SUS304にφ0.1mmドリルでの穴あけで問題発生!
2023/10/13 07:33
- SUS304厚み0.5にφ0.1mmドリルで97個の貫通穴加工をする際に問題が発生しました。
- 加工条件はS12000(S14000以上上がらない)切り込み0.01F10ですが、1個目の穴を加工する際に既に2本のドリルが折れてしまいました。
- 芯振れが原因かもしれません。どのように解決すれば良いでしょうか?
SUS304にφ0.1mmドリルでの穴あけ
2003/08/01 09:43
はじめまして。
早速質問ですが、SUS304厚み0.5にφ0.1mm超硬ドリルで97個貫通穴加工をしたいのですが、1個目穴加工の入り口で既に2本折ってしまいました。
加工条件はS12000(S14000以上上がらない)切り込み0.01F10です。
クーラントは水溶性を使用しております。
φ0.2ミリまでは実績があったので高を括ってましたが・・・
芯振れがあるかもしれないのでそれがマズイでしょうか?
ご回答よろしくお願いします。
質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。
弊社も12000回転、水溶性切削油で加工しました。
まず、
?モミ付けキリ
?キリの振れ
?貫通寸前に送りを下げる
以上3点のことに注意をはらうと加工できると思います。
?IWATA TOOLから極小径SPセンターというモミ付けキリがでています。
モミ付けが無いと初期にキリ先がそれる為キリの折損がよくあります。
?25ミクロンまで振れを取ってください。
?カスタムマクロを使って貫通直前までG83サイクルでピック量Q,送り速度F,を貫通時7割ぐらい減するマクロをつくります。
もしマクロが付いていなければGコードを使って穴あけのサブプログラムを作って対応してください。
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センタリングすればかなり改善できると思いますよ。
通常の径では省略できますが、極細径ではあった方が安定して加工できますよ。
お礼
2003/08/04 12:01
masa.Iさん、ご回答ありがとうございます
お礼が遅くなりすみませんでした
センタリングですか
市販の工具では、使用できそうなものがないのですが、どういったようなセンタリングをおつかいなのでしょうか?
やはり自作品ですかね?
こんにちは。
小径のドリル加工って難儀ですね。
回転数は、5000回転も回せば十分です。
高速に回すとかえって、折れやすくなります。
送りは、0.001mm/rev くらいかな?
0.0005mm/rev くらいの方が安心かも。
Q は 0.01 0.03 くらいでしょう。
あと重要なのが振れ精度と、ワークの表面状態です。
小径になればなるほど、ワーク表面のスジなんかで
簡単に穴がずれてしまいます。
参考まで
お礼
2003/08/04 11:58
friendさん、ご回答ありがとうございます
御礼が遅くなりすみませんでした
刃物を発注している商社さん経由で、刃物メーカーさんやその他得意先ユーザーさんらの具体的な話しもお聞きして打開策を練ります
加工条件は、friendさんをはじめご回答いただいた内容から、さほど問題なさそうなのはわかってきましたので、あとは振れと加工方法ですかね
再度です。
G01などによるストレートな加工ではなく、私は切子の排出を助けるために
ステップをマクロで組んで使っています。但し、メーカーが用意してくれる
マクロは0.1mm以下のドリルでは刃物に掛かる負担が大きく使えません。
0.2mmであけた事があるとするなら、kinko-zさんも仰るように
主軸の振れが一番の要因ではないかと考えております。
単純に計算しますと断面積は1/4になりますので振れで刃物に掛かるストレスは
無視できないですよね。微細加工のオーダーが多くなるのでしたら、
主軸自体の精度は刃物の先端の振れで2μ以内が推奨値です。
増速ユニットはお奨めできません。ホルダーも可能であれば
焼きばめが良いのですが....
お礼
2003/08/01 15:54
Hiroace さん、度々ありがとうございます
費用の都合上、今の設備で加工可能かどうかの客観的評価が必要だったもので助かりました
現状は焼きばめ式ホルダーのMCもないです(TT)
振れ測定機もないので、こういう加工が増えてくれば当然必要になってきますよね
今回は刃物メーカーさんに来ていただいてでも振れの状態を測っとかないといけないのかなと思います
主軸回転が低くても可能だと思います。
まず第一に、主軸に取り付けた状態でのドリルの振れを小さく(5μm以下、できれば12μm以下に)します。
次に、クーラントですが、臨時で良いので、低粘性鉱物油に、できれば難削材用のものに変更します。
超硬ドリルは高価なので大変でしょう。条件出しにハイスを用いて、ある程度めどが立った状態で超硬に交換したらいかがでしょうか。
一般の工作機械では、最高速回転時に主軸の振れや機械の振動が大きくなる傾向があり、あえて回転数を下げて、振れや振動の少ない条件で加工するとうまくいくことは良くあります。頑張ってみて下さい。
お礼
2003/08/01 13:13
kinko-zさん、ご回答ありがとうございます
いろいろと参考になりました
出来る限り条件を整えて再チャレンジしてみます
オーステナイト系のSUS、厚さ0.6mmに0.1mmの貫通穴を5000穴あける事がありますが、
回転数は12,000条件等もbubukaさんと大差はありません。問題になるとしたら、
固定サイクル(マクロ等)を使用されて切子の排出を考えていらっしゃるか、
芯ぶれが問題だと思います。
お礼
2003/08/01 11:10
Hiroaceさん、ご回答ありがとうございます。
また、質問の繰り返しになってしまいますが、
>固定サイクル(マクロ等)を使用されて切子の排出 を考えていらっしゃるか、
ということなのですが、ドリルをG01でそのまま降ろしているということなのでしょうか?
その場合、ステップは不用なので、もし固定サイクルでやるとするなら
G98G81X_Y_Z-0.7R_F10
といったような感じでよろしいのでしょうか?
固定サイクルを使っていらっしゃらないのは加工時間短縮をするためですか?
お礼
2003/08/06 11:11
H.Yさん、ご回答ありがとうございます
モミ付けのキリは時間的に購入が間に合いませんでしたので後日検討してみます
マクロは組んだことが殆どないのですが、これを機に頑張って勉強していきます
振れを減ずる対策としては、エヌピーツールさんのRゼロホルダーを試させていただきました
簡単に振れの調整が出来るなかなかの優れ物です
振れ測定機がなくても、ダイヤルゲージの測定で十分可能なのでウチにはもってこいかもしれません
振れを2μ以内に収めて、早速穴あけをやってみましたが、刃物の相性もあるのでしょうが、水溶性切削油使用でまたまた折損してしまいました。
そのあとSUSは油性油がイイと聞き、低粘性の切削油を応急的に使用してみたところ、ようやくうまくいきました!
かなり苦戦したので穴が開いたときは感動ものでした