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高温成形について
2023/10/13 23:31
- プラスチック射出成形を行っている者です。80℃までの金型温度で量産しているが、120℃の金型温度での成形にチャレンジすることになった。
- 金型作成と成形で注意すべきポイントを教えてほしい。
- 成形材料はPETガラス入り30%、ゲートはホットランナー(バルブゲート)で製品寸法は長手約230mm短手約30mm高さ約20mm。
高温成形について
2004/04/23 20:09
わたくしはプラスチック射出成形を行っている者です。現在私の会社で量産している金型温度は高いものでも80℃までです(水温調)。このたび、120℃の金型温度(油温調)で成形チャレンジすることになりましたが…。やった経験がございませんので皆さんに金型を作る際、注意するところ&成形で注意するところを教えて頂きたいです。宜しくお願い致します。ちなみに油温調機は一式セットで購入済みです。
成形材料はPETガラス入り30%、ゲートはホットランナー(バルブゲート)です。製品寸法は長手約230mm短手約30mm高さ約20mmです。
質問者が選んだベストアンサー
金型設計に関しての回答です。
まずGF30%との事なので、PD613等の高硬度材料
(HRC5860)を使うと良いでしょう。GF入りは型磨耗が激しいので、硬度が低いとバリがすぐ
出てきますよ。あとは高温成形では熱膨張による
型のカジリが出やすいです。バリのはらない範囲
でスライド、早抜き機構等は最大限クリアランスを取る事をお勧めします。
ガスが出やすいのでベントはいっぱいつけましょう。
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その他の回答 (2件中 1~2件目)
こんにちは、FRPETですか…できれば避けたい成形加工
ですね。
PET成形そのものが初めてなのでしょうか?
まずは型の方ですが成形中に溶融樹脂からかなりの腐食性
ガスが発生しますので可能な限りのガスベントを設けて下さい。
型温120℃は最低温度で140℃くらいがベストかもしれません。
後は、型取付板に断熱板を設置する。
問題なのは成形加工の方になると思われます。
出来るだけガスの発生及び溶融樹脂の分解を抑えるために
可塑化の溶融樹脂の滞留量と時間を出来る限り少なくする。
必要であれば、スクリューASYを耐食耐磨耗など専用の
ものに乗せ替えるなどの対策も必要になるかとも予想されます。
次に、溶融温度をできるだけ下げて流れが悪くなった分を
型温の方で上げる方向でガスベント等からのバリの発生を抑える。
最後に、ホットランナー仕様と言うことなので上記の
可塑化の延長としてガスの発生や樹脂の分解(ハナタレ)に
注意してみて下さい。