強化ガラスへの加工についての問い合わせ

サンドブラストではなく、
沸化水素酸＋クリスタルソーダの反応剤で曇ガラスにしてはどうでしょう。サンドほど傷は深くつかないし、傷も鋭角ではありません。

また曇らせた後、版画のエッチングの要領で一部マスキング後に２０％ー４０％の沸化水素酸で溶解させると濃淡グラデーションを出せます。濃淡の境目はサンドのグラデーションよりもクッキリしていて、全体に柔らかな印象です。
（＊酸の濃度と濃淡度で腐食時間を調節します。
サンドの曇ガラスに行ってもこの効果は出ません。）

薬品によるエッチング（フロスト加工）も出来るはずです。（沸酸とか・・・）
ご参考まで。

キズの深さが圧縮応力層で留まれば割れないとの資料がありました。
ごく浅いエッチング・サンドブラストならいけそうです。
お勧めはしませんが成功を祈ります。

ご参考までに

以前貰った、観光みやげの鏡に、
つや消しのクリア塗料をのせた、
曇りガラス様の模様がありました。

当初サンドブラストによるものと思っていましたが、有機溶剤で鏡を磨いて模様が無くなり、
初めて気付きました。

強化硝子は板硝子を高温に加熱し、両面から空気を噴射して急冷し表面に圧縮応力（内部は引っ張り応力）を生じさせて割れにくくしたものです。
表面にキズをつけたりしてこの応力バランスが崩れると、爆発的に粉々に割れます。エッチング・サンドブラストも一種のキズをつける行為ですから割れる可能性は高いと思います。
強化硝子ではなく合せ硝子（２枚の硝子をフィルムで接着したもの）なら問題ないと思います。