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SUS304の電解酸性水への耐性は?
2023/10/14 02:19
- SUS304の電解酸性水への耐性について知りたい。
- 電解酸性水の性質やパイプへの影響についても教えて欲しい。
- また、SUS316と比較しての適用性や、PH耐性についても知りたい。
SUS304の電解酸性水に対する耐性について
2004/02/04 19:29
水を電気分解して作る電解酸性水というのがあり、性質としては
・PH23
・ORP+10001200
・残留塩素濃度10mg/L程度
なのですが、この水を通水させるパイプにSUS304は使用可能でしょうか?SUS316なら大丈夫でしょうか?
また、SUS304はどの程度のPHまで耐えられるものなのでしょうか?
ご存知の方、電解酸性水を使用経験のある方お願いします。
回答 (3件中 1~3件目)
電解酸性水の腐食性に関する資料がありました。
SUS316はいけそうですが#2さんのアドバイスのようにテストピースでの確認が安心です。
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この類の問題は、簡単に答えを出す事が難しいです。それは、温度、酸化力、pH、Cl濃度など様々な因子が複合して作用する為です。
手持ちの資料にて、4.9%NaCl、30℃前後、脱気という環境におけるSUS304の脱不動態化pHは約2.0、SUS316で約1.5となっています。
また、250300℃という高温ですが、溶存酸素10ppmの場合、孔食を発生するCl濃度は5ppm程度です。尚、大気に接触している水の溶存酸素は10ppm程度と理解しています。
条件はだいぶ違いますが、SUS304では少々厳しいかもしれません。きちんと判断する為には、この様な資料を各種集めて、実運転状態での腐食環境を推定する事です。また、実際にテストピースを入れて確認する事が最善です。
答えではないですが、参考にしていただければ幸いです。
以前、同じ調査をしたことがありますが、電解酸性水を常時貯留・通水する部分にはSUSは使用不可で樹脂材料(塩ビ管など)を使用せざるを得ないようです。
ただ、電解酸性水を散水後すぐに浄水で洗い流すというような使い方であればSUS304(SUS316)でも使えるようです。
これらは、歯科医療器具・内視鏡などの殺菌方法に関する資料から得たもので、いわゆる工業用途での資料は当時は見つかりませんでした。
「機能水」をキーワードに検索されては如何でしょうか。
お礼
2004/02/05 11:04
ありがとうございます。
「機能水」で色々調べてみます。