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ドラム管のたわみ・強度計算方法と底板の厚みについて
2023/10/14 15:32
- ドラム管(外径606mm × 内径600mm × 高さ550mm)に水を160kg入れる際に、底板の厚みとたわみを計算する方法を教えてください。
- 底板は溶接(TIG溶接)で作成する予定です。
- 最大たわみの計算を行い、結果は10440となりました。材質はSUS304を使用し、板厚は3mmと仮定しています。もう少し詳細な情報を教えてください。
たわみ・強度計算
2005/03/02 23:54
ドラム管みたいな円筒(外径606X内径600X高さ550)の中に水を160kg入れます。その時に底の厚みをどのくらいにすればいいのか、たわみはどのくらいになるのか計算式などがあれば教えて戴けないでしょうか。
底板は溶接(TIG溶接)しようと思います。
回答ありがとうございます。最大たわみの計算をしてみました。w=0.696*1*303^4/20000*3^3=10440となりました。
材質はSUS304を使用します。板厚は3ミリと
仮定してみました。もう少しくわしく教えて戴けないでしょうか?
質問者が選んだベストアンサー
>もう少しくわしく教えて戴けないでしょうか?
了解!
1. 変数の値
単位をそろえる必要があります。ここでは,重さ・荷重:kg,長さ:cmにしましょう。
?p:底板へ作用する圧力
pは,圧力です。例えば,缶が空であれば,底板の上面と下面の両方に大気圧が作用しているので,p=0です。つまり,ここで使うpは差圧をいいます。
さて,差圧は,底板の上面にある水の単位面積当たりの重さ(単位:kg/cm2)です。缶の高さは55cmなので,1cm2当たり,大きさが角砂糖で表すと55個積んであります。1個当たり1gなので,合計では55gです。つまり,底面1cm2には55gの荷重が作用しているので,p=55g/cm2=0.055kg/cm2になります。
?a:底板の半径=300mm
a=300mm=30cmと,単位をcmにします。
?E:底板材料の縦弾性係数
E=21000kg/mm2=2100000kg/cm2と,単位をcmにします
?h:板厚さ=3mmと仮定
同様に,h=3mm=0.3cmにします。
2. 単純支持の場合
最大たわみw=0.696・p・a^4/(E・h^3)=0.696 x 0.055 x 30^4 / (2100000 x 0.3^3)=0.55cm=5.5mm
最大曲げ応力σ=1.24・p・a^2/h^2=1.24 x 0.055 x 30^2/ 0.3^2=682kg/cm2=6.82kg/mm2
3. 周辺支持の場合
上記2.と同様に,係数を変えて計算すると,
最大たわみw=1.3mm
最大曲げ応力σ=4.13kg/mm2
4. 結論
実際の缶では,上記3.(周辺支持)に近いと思いますので,最大たわみw=3mm,最大曲げ応力σ=5kg/mm2として評価すると,3mmの板で十分でしょう。
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その他の回答 (2件中 1~2件目)
底板の計算モデルを,周辺が単純支持(かなり薄い板の場合)とみなすと,途中の計算過程は省略して,最終の計算式だけを書きます。
最大たわみw=0.696・p・a^4/(E・h^3)
最大曲げ応力σ=1.24・p・a^2/h^2
ここに,p:底板へ作用する圧力,a:底板の半径,E:底板材料の縦弾性係数,h:板厚さ。
底板の計算モデルを,周辺が固定(かなり厚い板の場合)とみなすと,途中の計算過程は省略して,最終の計算式だけを書きます。
最大たわみw=0.171・p・a^4/(E・h^3)
最大曲げ応力σ=0.75・p・a^2/h^2
となります。
どの程度の缶を考えられているか判りませんが,ドラム缶であれば,単純支持に近いと思います。
お礼
2005/03/04 22:44
回答ありがとうございます。設計の素人なので大変参考になりました。ありがとうございました。