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SUS304溶接後の固溶化熱処理の要否と対応について
2023/10/16 12:24
- SUS304溶接鋼管について、メーカから固溶化熱処理の施工要請があったが、過去の製品には行われていなかった。固溶化熱処理の施工を許可すべきかどうか検討する。
- オーステナイト系ステンレス鋼の溶接後の固溶化熱処理の要否を判断する方法について考える。
- 溶接後の固溶化熱処理の要否を判断するためには、材質や製品の使用状況、メーカの指示などを考慮する必要がある。
SUS304溶接後の固溶化熱処理
2008/03/25 13:54
材質:SUS304
外径:965.2mm
板厚:25.0mm
上記の溶接鋼管をメーカに発注したところ、
長手継手を溶接後、固溶化熱処理を施工すると連絡ありました。
しかし、過去に同メーカの別工場で製作した製品には
溶接後の固溶化熱処理は施工されていませんでした。
この場合、固溶化熱処理の施工を許可しても良いのでしょうか?
また、オーステナイト系ステンレス鋼の溶接後の
固溶化熱処理の要否はどのように判断したら良いのでしょうか?
質問者が選んだベストアンサー
こんばんは 別件で質問させていただいたついでに?読ませていただいております。無責任ですが一言。
一般にSUS304を固溶化熱処理するとなると完全なオーステナイト固溶体を作るために1050℃以上の高温に保持しなければなりません。そして、水冷ですがそのような炉は一般的ではないと思います(あなたがご希望の外形が1mもあるようなモノを1000℃以上に加熱する炉)。
そのため固溶処理するかわりにSUS304L材を使うのが一般 と思います。SUS304を使う前提なら固溶処理は行わずに、結晶粒界が若干鋭敏化するのには目をつぶりましょう というスタンスに立つのが一般でないでしょうか。私は過去のメーカーの処置が普通に思いますし、今回はどんな炉で処理されるのか興味あります(しがない地方公設試験場勤務では)。
経緯をお知らせくださると非常にうれしいです。
補足
2008/04/04 14:48
ご回答ありがとうございます。
今回は大阪の某特殊鋼管メーカに製作発注しています。
メーカからは、固溶化熱処理を1060℃以上及び急冷(おそらく水冷でしょうか)で施工すると製作要領書にありました。
低合金鋼などの大口径管も製作しているメーカですので、大型の炉を保有していると思います。
若しくは、熱処理のみ外注するかもしれません。
(今回の発注寸法は950A 25t 長さ1500mmです。)
同じ会社であるのに、製作工場が変われば固溶化熱処理の要否が変わることに疑問を抱き質問させていただきました。
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補足
2008/03/26 09:48
検索した結果、同じ内容の投稿がないため、質問させていただいています。
お礼
2008/04/04 14:54
とりあえず、この度はメーカが熱処理を行うというのでそのまま進めることとしました。
今後はアドバイスいただいた通り、通常は、熱処理を行わないようにします。
今回のようにメーカが行うと申し出た場合のみ熱処理を行うこととします。
(メーカにも固溶化熱処理の要否の基準について確認してみようかと考えています。)
ご回答ありがとうございました。