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ベアリングのハメアイ公差についての実際
2023/09/06 13:32
- ベアリングの内輪に対する軸のハメアイは、ベアリングのカタログに推奨値が表示してあるようです。
- ベアリングのハメアイ公差は機械の条件によって異なることがあります。
- ベアリングのハメアイ公差は衝撃荷重や重荷重を受ける軸などの過酷な条件に適用されるべきです。
ベアリングのハメアイ公差の実際
2006/08/09 10:24
みなさんこんにちは
ベアリングの内輪に対する軸のハメアイは、ベアリングのカタログに推奨値が表示してあるようです。NSKさんのテクニカルレポートによれば、js5、k5、m5といったところのようです。疑問に思うのですが、これらの締め代はすべての機械に適用されるべきものなのでしょうか。例えば高速回転軸であったり、重荷重を受ける軸であったり、衝撃荷重を頻繁に受けるとかといった比較的過酷な条件に適用されるべきもなのではないでしょうか。軽負荷、低速、安定回転の軸にも上述のような締め代が必要なのでしょうか。つまり、h7を使ってはダメですか?
加工も簡単だし、組立て分解も楽だし、h7の軸をつかっている機械も多いのではないでしょうか。みなさんはどのようにお考えになりますか?また、実際にどのような公差を選んでおられますか?
是非ご意見をお聞かせください。
みなさんご回答ありがとうございます。
とても参考になります。
私の扱っている機械は、ベアリグ内輪のハメアイをk6~m6で締めております。先の質問に記した、重荷重で衝撃を伴う機械だからです。工場から組立て分解が困難であると、公差緩和の要求を度々受けてまいりました。ベアリングメーカーの推奨ハメアイであることと、弊社の旧来からの設計基準に則ることを理由に緩和要求を受け入れることはいたしませんでしたが、本当に必要な締め代なのか疑念を抱いていたしだいです。
私どもと同じようなベアリングのハメアイを使っておられる方はいらっしゃらないでしょうか。是非そういった方のご意見もお伺いしたいと思いますのでこの質問はもう少し継続させていただきます。
みなさんご回答ありがとうございました。
お寄せいただいた回答はすべて参考になるものばかりでした。ただ残念ながら私が期待した、渋い締まりバメの回答を得ることができませんでした。やはり私どものハメアイに対する考え方は一般の機械設計理論とかけ離れたものなのかもしれません。
良回答のお礼に関しましては質問の性格上評価のしようがありませんので、最初に回答を寄せてくださった(1)さんに贈らせていただきます。
みなさんありがとうございました。
その他の回答 (10件中 6~10件目)
>つまり、h7を使ってはダメですか?
これは設計者が判断し決めることであって
人に聞くことではないですよね・・・
ベアリングのハメアイ公差はh7でいい?とかkがいい?とか聞く前に、
何のために軸とベアリングの間のスキマを上級加工してハメアイと呼ばれる
スキマ関係にするのか知ることが先の気がします。
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どもども。
私の所属する会社でも、よほど精度が必要とか、高負荷使用でない限りはh7です。割合としては90%以上がh7です。
理由は皆さんと同じく、"加工が安くできる""組立が楽"と言うところです。
主として社内設備を設計しているのですが、圧入が必要な設計にすると、現場のメンテナンスの人から「もっと簡単にならないの?」とクレームが来たりします(^_^;)
ベアリングメーカーとしては、軸受に最もいい条件でしか推奨できないでしょうから、使う側が部分部分で、折り合いをつけていくのが大事だと思いますよ。
私も同じ疑問を持ってたので、ちょっと安心しました。
h7を使って実際に問題がなければ、h7でいいです。低速回転であってもフレコロが発生するような場合はしめしろを大きくするケースもあります。当然ベアリングヒーターや油圧プレスで組み付けます。
蛇足ですが、内輪、外輪ともにきつい締まりばめにする場合はベアリングの内部すきまをC3やC4を用います。
私事ですが、h7交差を使用しています。
業種は板金プレスの自動化設備を主に設計している者です。
組立ても行ないますが、ベアリングの加熱機も使用しておりません
h7指定でも、指で押し込める程度の仕上がり穴へ組み付ける事が
大多数ですが、特に問題を感じた事はありませんです。
中には本当にシビアな精度を要求されるような部分が有るのかも
しれませんが・・・ま・・・部位に適した仕上げが必要なのでしょうね
と言う事で、私の答えは余程の物までh7で問題無しです。