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2006/02/12 12:30
初めて質問させていただきます。
内部を加圧する容器については、JIS B 8265 などに圧力容器の耐圧試験法が規定されていますが、内部を減圧する容器については、JIS、ASTM等の公的規格で強度確認の試験法を規定したものは有りますでしょうか?
有れば、規格番号を教えてください。
設計圧力F.V.〔フルバキューム(≦-0.09MPa)〕の製品の減圧試験法を検討しています。
JIS B 8265の試験法に倣うとすれば、「F.V.で一定時間引いて変形・破損のないことを確認する」でもいいのかなと思うのですが…
ただ、「一定時間」をどう決めたらいいか分かりません…
ご存じの方、経験のある方、回答お願いいたします。
詳しくは規格を見ないとわかりませんが、考え方としては容器の中を真空引きという考え方ではなく、外圧のかかる圧力容器として考えるのが正解だと思います。この場合0.1MPaの外圧がかかる圧力容器の評価ということになります。
これはJISでも高圧ガス保安協会でも決められているはずです。
評価といっても私が書いた趣旨はあくまで強度計算的な考え方の話です。計算値として安全率などを評価するなら外圧のかかる圧力容器の計算でいいということです。ただし規格で耐圧試験は最高使用圧力の1.5倍とあるなら(未確認)実際の試験は内部を真空引するだけではできませんね。専用のチャンバーみたいなものが必要になるか、規格の条件を満たすなら工夫が必要ですね。規格では具体的方法までは決めてないでしょうから。
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2006/02/21 04:41
回答ありがとうございます。
0.1MPaの外圧がかかる圧力容器の評価ということは、内部を常圧にして、外部から0.1MPaの圧力(この場合は気圧?)をかけるということでしょうか?
その場合、特別な試験装置は必要でしょうか?
(容器の内部を減圧する方法は、真空ポンプさえあればできますが・・・)
とりあえず、会社に「圧力容器」のJISハンドブックがあるので、調べてみます。
0.1MPaの外圧がかかる圧力容器と考えるのは、容器の設計(強度計算)をするときの考え方なのですね。
私は試験方法を探しているのですが、減圧容器に最高使用圧力の1.5倍の外圧がかかるような装置を導入するとなると、かなりお金がかかりそうなので、他の方法が無いかとも思っています。
参考になりました。ありがとうございました。