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金属材料のつぶし力の計算方法と公差について
2023/10/15 04:23
- 材質A1050の金属材料の板厚について、JIS規格による公差は2.0mm±0.08であることがわかりました。
- プラス公差が最大になった場合、この金属材料をつぶすために必要な力の計算方法を知りたいです。
- 大きさが20mm角の金属材料であることから、適切なプレス力を求めるため、どなたか知識のある方に教えていただきたいです。
金属材料をつぶす力の算出方法
2006/02/09 17:19
はじめまして。初めて質問いたします。
材質 A1050で、板厚が2.0mm±0.025という図面がありまして、材料屋さんに聞くと、JISでは板厚2.0mmなら出来てくる材料の公差は±0.08になると聞きました。
マイナス公差は縮める(-0.02)としても、公差幅が少なくなると材料費がたかくつくのでプラス公差側は、ある程度(+0.05ぐらい?)見ようと思っています。
もし、プラス公差一杯にあがってきた場合、この材料をつぶす時に、どれだけの力がいるか計算式がわかりません。(あまり大きいプレスがないものですから。。。。)ちなみに、大きさは、20mm角です。
どなたか、お知りになっている方がいらっしゃればお教えください。
よろしくお願い申し上げます。
質問者が選んだベストアンサー
弾性変形と塑性変形の説明などは添付URLで分かり易く解説あります。
また、塑性変形による応力とひずみの実験値と数式モデルのグラフと
数式もありますので質問の回答にはぴったりではないでしょうか?
この資料によると、A1100に於けるひずみと応力の関係は
σ=175(εp)^0.29
のようですね
で、今回の例を計算すると
必要なひずみεp=最大公差0.08-必要最大公差0.025
=0.055mm
この時の応力σ=175(εp)^0.29
=175*0.055^0.29
=75.5MPa(75.5N/mm^2)
この時に必要な力F=σ・A/9.8
=75.5MPA*20*20/9.8
=3082kgf
≒3t
意外と小さい力となりますね
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その他の回答 (3件中 1~3件目)
材料をつぶす力が分かっても、求める公差内に入れることは
できないですよ。
力と歪量の関係に関するノウハウなければ。
基本式は
E=σ/e
σ=F/A
F=E・e・A
E:ヤング率、σ:応力、e:ひずみ、F:力、A:面積
但し、弾性変形と塑性変形の兼ね合いで板厚の寸法が決まりますので
試行錯誤が必要な可能性あることは、時間・費用的に見る必要あると
思います。
上記の式は比例限度内での力と歪の関係式ですので、
塑性変形では上記関係を超える所の話です。
よってもっと大きな力が必要です。
また、塑性変形の場合の力と歪の関係を表す式は知りません。
表すことは出来ないように思います。
お礼
2006/02/10 16:59
ご回答たいへんありがとうございます。
お教えいただいた式により一度計算してみまして、試作型を作ってやってみます。
ありがとうございました。
私も計算式までは分かりませんが、基本的にプレスで鉄板をつぶすにはかなりの力が要ると思います。(プレスにかなりの負荷がかかります。)私の感覚では60トンもあれば十分つぶれるかな?という感覚です。
そして、鉄板をつぶす金型にもかなりの強度が必要です。(簡単に出来ると思ったら大間違いです。)
費用がかかっても、公差幅の少ない材料を購入するほうが無難だと思います。
参考になれば幸いです。
お礼
2006/02/10 16:44
ご回答大変ありがとうございます。
材料の見積がまだ出てきていませんが、コストをもう一度見直してみます。
ありがとうございました。
お礼
2006/02/14 10:21
ご回答誠にありがとうございます.
大変分かりやすく説明していただき、納得することが出来ました。
これくらいの力なら、弊社のプレスでもなんとかいけそうです。
一度、試作してみます。
ありがとうございました。