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プレス後の金型の伸び
2023/10/15 05:25
- ワイヤーカットで加工したダイ・ストリッパーのサブガイドピンのピッチがプレス後伸びています。
- 原因がわかりません、こういう現象はあるのでしょうか?
プレス後の金型の伸び
2006/01/10 21:57
ワイヤーカットで加工したダイ・ストリッパーのサブガイドピンのピッチが
プレス後伸びています。原因がわかりません、こういう現象はあるのでしょうか?
回答 (4件中 1~4件目)
こんにちわ。
ダイ・ストリッパーの板の大きさは、どの位の寸法でしょうか。
厚み*幅*奥行き
穴の数、穴の大きさ、
など。
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金型の材質、熱処理条件が不明なので、はっきり申し上げられませんが、よく見聞されるSKD11やDC53などに生ずる、いわゆる、経年変化(変寸)と推測します。原因は、焼入れ、焼もどし(520-530℃)後の残留オーステナイト分解によって生ずるもので、(注*1)、とくに、DC53など、8Cr系ダイス鋼が発生傾向が大きいようです。防止対策としては、焼もどし(520-530℃)後に「残留オーステナイトの安定化処理」として、---(注*2) 400℃の焼もどし処理を追加することが効果的です。すでに、多くの適用実績があり、その効果が確認されております。---(注*1) 比容積の小さいオーステナイト相が、比容積の大きいマルテンサイト相に変態することによって、時間経過とともに、プラス変寸が生ずる。おおよその変寸率は、-------------SKD11の場合、40ミクロン/300mm/50日、DC53の場合80ミクロン/300mm/50日です。---(注*2) 「経年変化」対策として、サブゼロ処理が知られておりますが、本事例の場合、処理効果の安定度および処理操作の簡便性の点から「安定化処理」の適用を推奨します。
tara55さんと同じく、ピッチが変化することは無いと思います。
ストリッパープレートの変形と考えるのが自然と考えます。
熱に関しては実測経験から1800spmで約60~70℃位ですが、ダイプレートも同様な温度になりますので大きな不具合(サブガイドのカジリ)を生じることは無いと思います。
※勿論、温度は金型方式や素材、切削剤、雰囲気温度で違いはあります。
単純にストリッパーのみのピッチが変わるのであれば、やはり自体の変形
ではないでしょうか。
過去、カス上がりによりプレート(t=20mm)にダコンがつき、表面
積の増加から反りを発生させた経験があります。
そのあたりも確認されては如何でしょうか。
金型の構造を見ないとなんともいえませんが、私の予測する範囲でお答えします。
基本的にはピッチは変わらないと思います。
ですが、プレス加工をするとダイに熱や荷重がかかります。
その際、ダイ自身の剛性がなければ当然ひずみが出ます。
これはある意味どうしようもないかも知れません。
(ある程度ダイを大きく作り直すしかないかもしれません。)
ストリッパーに関してはストリッパーの厚みに対して明らかにばね圧が強すぎて、ストリッパーをばね圧でひずませることがあります。
ストリッパーのひずみが原因であるならばストリッパーに対してのバランサー(ストロークエンドブロック)を下型に取り付けることである程度軽減されると思います。
参考になれば幸いです。
お礼
2006/01/13 17:18
大変参考になりました。ありがとうございました。