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メラミン焼付塗装の脱脂工程での塩分除去方法
2023/10/15 07:30
- メラミン焼付塗装において、塩分除去のための脱脂工程について悩んでいます。
- 現在、洗浄用シンナーを使用しているが、塩分付着による錆が発生している。
- 解決策としてリン酸皮膜処理を提案しようと考えているが、他に適切な方法はあるのか。
メラミン焼付塗装の脱脂工程について
2007/11/20 08:50
現在、脱脂工程は洗浄用シンナーで行っているのですが塗装後、鉄板生地に塩分付着による錆が発生しました。シンナーでは塩分は除去されないとの事で解決策としてリン酸皮膜処理を提案しようと考えているのですが、他に何か塩分除去の方法はないでしょうか。(リン酸皮膜ではコスト面の問題もある為)
ご教授願います。
回答 (5件中 1~5件目)
『鉄板生地に塩分付着によるサビ』とありますが、どういった経路で塩分が付着したのか検討することも重要になってきます。
自然環境で塩分が付着したのか、人体の塩分によるものなのかでその対策は大きく違ってきます。
リン酸皮膜をつけるといっても、夏場などで軍手など使用していると指の跡がくっきりサビとして浮き上がってきたりします。だからと言って、ゴム手袋なども跡が出たりしますので取り扱いは注意したほうが良いかと思います。特に乾燥炉から出たての熱い製品に触るのはより注意が必要です。
リン酸皮膜の場合、フッ化水素の存在や、温度管理も注意が必要です。
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『鉄板生地に塩分付着によるサビ』とありますが、どういった経路で塩分が付着したのか検討することも重要になってきます。
自然環境で塩分が付着したのか、人体の塩分によるものなのかでその対策は大きく違ってきます。
リン酸皮膜をつけるといっても、夏場などで軍手など使用していると指の跡がくっきりサビとして浮き上がってきたりします。だからと言って、ゴム手袋なども跡が出たりしますので取り扱いは注意したほうが良いかと思います。特に乾燥炉から出たての熱い製品に触るのはより注意が必要です。
リン酸皮膜の場合、フッ化水素の存在や、温度管理も注意が必要です。
塗装専業でないならトータルで錆の問題を検討すると良いと思います。
当社はメラミン焼付塗装でリン酸鉄皮膜化成をやっていますが、完璧かというと密着性や塗装対象形状で必ずしも安定した均質な防錆が出来ないものです。
可能な限り、クロムフリーメッキ鋼鈑や樹脂に代替して防錆対策をやっています。Spccなども一部の量産品に利用していますがサイズ厚さなど在庫の問題など考慮して鋼材の種類を少なくする工夫などトータルで防錆を考えています。アルミメッキ鋼鈑は塩水噴霧に防錆能力あり以前に利用したことがありますがこれに塗装する必要があると密着力などで問題があります。
可能な限り塗装しない、という方向が省エネですし。塗装専業ですと死活問題ですが、所詮塗膜だけで全ての環境に対応するというのは難しいと思います。
設計とユーザーとのコラボで解決するべきかと。
塗装前に塩分を除去したいのであれば、
(1)の方がおっしゃるように、
水洗いが一番簡単ではないでしょうか。
一般的にラインで塗装する場合は、
脱脂も兼ねてアルカリ(NaOH水)洗浄をしたりします。
その場合、アルカリを洗い流すため、また水洗いして乾燥です。
シンナーの代わりに、水系の脱脂・洗浄剤を使うのも手かと思います。
これは、一長一短ありますので色々調べてみることをお勧めします。
『水系』『脱脂』『洗浄剤』等で検索するとたくさん出てきます。
リン酸塩皮膜処理のような化成処理は、
防錆効果を高めるためにすると認識しています。
塩分除去を目的にするケースは存じ上げていません。
塩分が塗装前に付いたから錆が発生したのではなく、
塗装後のワークの防錆力が単純に低かったせいは考えられませんか。
もしそうだとしたら、やはり化成処理のような
何らかの表面処理をしなくてはいけないと思います。
塩分でしたら水洗浄がよろしいかと思います。
その後、水切り処理などで水分を取り除けばよいと思います。