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2007/09/26 14:03
初心者でございます。
幼い疑問かもしれませんが、宜しくお願いします
研削品の図面で、±0.2、+0.3^+0.1、+0.2^0、、0^+0.2がよく出てきます。
なぜ、0.2がよく寸法公差として使われるんですか?
偶然ではないでしょうか?
何方か教えて頂きますようお願いします
参考URLで、
* 0.5mm以上 3mm以下の中級と、3mmを超え 6mm以下の寸法が
±0.1mmでレンジで0.2mmから、よく小生は使用しています。
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過去の三つの回答はすべてそのとうりだとおもいます。
ここで一つ気になることがあるのですが、
>研削品の図面で、±0.2、+0.3^+0.1、+0.2^0、、0^+0.2がよく出てきます。
とありますが、基準寸法がどのくらいのものに対して公差域が「0.2」なのでしょうか?
直径寸法なのか、長さ(厚み)寸法なのか?
直径だとして、0,5mmの物に公差域が0.2だとちょっと大きすぎると思いますし、10000mm径のの円筒研削なら(機械があればの話ですが)結構厳しい公差になると思います。
通常、円筒研削であれば狙いどころとして7級以下の公差域を指定すると思いますが、面粗度のために研削加工をし、寸法は気にしないよというのであれば、「0.2」の公差域もあるかもしれません。
公差域に「0.2」が頻繁に出てくるのであれば、次のことが考えられます。
1.設計者の癖
2.加工者(加工機械)の能力
もし1の理由の場合は設計者の怠慢だと思いますが、2の理由の場合はそれはそれでよいと思います。
回答3のお礼の中で、
>でも、旋盤とフライス盤で穴同士を加工したら、
>どこまで精度を守れるか分かりません
これについては、新しい機械で加工するのか、高精度の機械で加工するのか、どんな工具を使うのか、測定しながら加工するのか、NCのまかせっきりにするのか、披削物は何か、によって変わってきます。
一般的に機械構造材として使われる金属であれば、7級公差くらいは出せると思います。
擬態的な公差域は、はめあい公差のJIS規格で「B0401」を見てください
参考URLに「日本工業標準調査会」のURLを載せておきます。ここでJIS規格が閲覧できます。
基本的にはJISの寸法公差にのっとっていると、0.2あたりに落ち着いてしまうということだと思います。
公差の決め方については、加工の誤差、測定の誤差などいろいろと考慮する項目があり、JISの公差に対する規定を一度読まれることをお勧めします。
http://www.nagai-giken.com/skb0405.html
http://www.nagai-giken.com/skb0419.html
その上で、回答1の方がおっしゃるように加工に見合った公差を決めていく必要があると思います。
そうでないと必要以上に公差で縛った図面ができあがり、加工者を悩ませることになりがちです。
機械加工の方が、より高精度に加工できるはずですので、それ以下と考えてもらっていいと思います。
回答有難う御座います。
上記のページを再び読んで、やっと分かりました。
加工の公差ですが
板金に穴同士を打ちぬく時、普通±0.1mmと記入しますね
実際は±0.05mmを守れるそうです。
でも、旋盤とフライス盤で穴同士を加工したら、
どこまで精度を守れるか分かりません
教えてくださいませんか?
宜しく^_^
2007/09/27 13:00
研削品となると焼き入れ後の加工でしょうか?
ワークのサイズにもよりますが、例えば100のサイズとすると
・焼入れ歪みが0.1程度
・研削量を0.2として歪みを取りきる
・上記より焼入れ前の加工は+0.3を狙っておく
このような算段をしていくと思われます。
焼入れ歪み、前加工のそれぞれをもっと追い込めば、研削シロが小さく出来て加工能率が上がる。但し表面性状の問題から研削シロがゼロ近くで良いとは限らない、、、
その辺も考慮した研削シロ、そして平面度(平行度)は必要だが寸法公差は厳しくない物の妥当な公差となると、±0.2は一般的に適正な値でないかと思います。
回答有難う御座います。
特に、焼入れ歪みを考えることを教えてくださいました
本とに勉強になりました
2007/09/27 12:46
切削する上で指定値ぴったりに加工することは、不可能ではありませんが、難しいものです。公差には指定公差と一般公差があります。指定公差は設計者が性能上寸法のばらつきはこの範囲でなければならないという寸法公差です。0.2という数値はその会社がどのようなものを作っているかによって変わると思います。会社の文化の違いで特徴が出るものと思います。
一般公差JIS B0403、0405、0408などできめられていますが会社独自で決めているものが多いと思います。
一般公差は普通の機械で普通に加工したときにばらつく範囲と思っていいと思いますが、設計者は指定公差ではないので気にしていませんが多種多様の部品を加工すると現実には、一般公差を外れてしまうことがよくあります。
一般公差を外れているから使えないというものはほとんどなく使えるものが大半です。よい設計者というものは加工の仕方を理解して、必要ないところは公差で一般公差より大きな幅の指定をするのが加工者側から見れば本当の姿と思いますが。
公差のことでWebを見てましたらいいものがありました。参考にされるといいと思います。もうひとつ気にしなければいけないことは、測定誤差があることと思います。このあたりも踏まえて設計する必要あります。
http://www.nmri.go.jp/eng/khirata/design/ch03/ch03_02.html
回答有難う御座います。
2007/09/27 12:43
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