マシニングとワイヤーカットの寿命は何年間ぐらい？

使用頻度、環境、定期メンテナンス等でワイヤーカット機は、かなり変わります。
一般的には、保全に関する費用が加工費を上回りそうな状態になってきたら、
新規購入を・・・となります。
加工液が水ですので周囲の環境でメカ部分が良く結露する状況下では、
ボールネジやスライド部が錆で破損します。
またケーブル自体もＭＣや放電が近くにあると、オイルミストが飛散し、
ＮＣ内部に入り込みケーブルの絶縁皮膜を硬化させたり、基盤パターンの劣化など、修理の時、思わぬトラブルが発生する場合があります。
あと、メンテナンスを怠っていたりすると、伝染するかのように、周りが壊れてきます。そうすると修理代が高額となりますので、肝を押さえた定期メンテナンスをすると良いと思います。
私が見ている６台の機械はみんな舶来機で中には１０年選手もいますが元気一杯（１００％）に稼動していますヨ！

紙テープ時代のワイヤー機（水没式ではないやつ）なら、２０年は軽く持ちます。
ただし、だんだん精度は出なくなり、最後の方では、垂直出しした直後に□角を加工しても若干の台形になったりします。
水没式でＨＤを使うワイヤー機では、ＨＤの磁気の問題でＨＤ交換・マメに掃除しててもシールド部分は５年程度しか持たないと聞きました。

マシニングは１５年くらいは軽く経ってますが、Ｚ突っ込みや早送りでの刃物接触が有ったにも関らず、ＸＹ方向１００ｍｍで０．０１以下、Ｚ方向はＡＴＣ交換した場合±０．０１５くらいの精度は出てます。

リースは７年です。７年以上使用して元がとれるので、実際には２０年以上
使用できます。昔の機械は早送りが遅いのでしっかりした剛性の高い機械だったのですが、今は高速送りの機械ばかりで軽量化した剛性の低い機械が増えたと思います。従って、耐用年数も短くなってるのではないですか？
弊社では、３０年近く稼動している機械もありますが、未だ現役です。
但し、電装関係の部品が更新されており、修理が利かなくなってきています。これからも、オーバーホールをして、NC装置を更新して稼動させる予定です。新規に設備更新をする場合、目先の早送り速度などの仕様にとらわれず、テスト加工等で機械の剛性・特性を確認して購入して下さい。

お礼

2007/06/12 16:21

皆さんが言うように長く使えるものなんですね。
実際、リース期間が終わってホッとして、すぐ買い替えとなると困ると思っていました。
アドバイスありがとうございます。

質問者

弊社のワイヤーカットも２０年使ってます。ただメーカーサービスより、コントロールボックスが壊れたら、保守部品がありませんと言われています。また今現在のNC機械の進化もあり、加工速度・精度の面で買い換えを検討しています。パソコンでもそうですが、寿命で機械を更新するというより、性能で更新するという方がウエイトが大きいと思います。

お礼

2007/06/11 13:10

確かに何十年も使用すれば新しい機械が出てきますしね。
ありがとうございます。

質問者

機械が故障した場合は修理して、ＮＣ装置が故障した場合は基盤などを
交換しています。２０年ぐらいたった機械が多いです。修理して使えば
３０年ぐらい使えるのでは、と思っています
油性切削油の場合はもつけど水溶性の場合は管理をうまくやらないと
さびが出たりして持たないかも。ちなみにうちはほとんど油性です

お礼

2007/06/11 13:09

２０年ぐらいは使えるように使用しないといけないみたいですね。
アドバイスありがとうございます。

質問者