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2007/06/08 22:05
はじめまして。タップ加工について教えてください。
機械は、森精機。型式は?、油性使用です。材質は、銅です。
PT3/8のねじ加工でハイスを使用したのですが、ねじ山が欠けたり、たぶん切れ粉によるかじりでうまく仕上がりません。下穴は貫通なので、これにあった回転数、送り等アドバイスをお願いします。
あと、回転数を上げたら送りも変えないと、ねじ山が二重になったりするのでしょうか?
今回、S150 F200で加工したのですが、もっと回転、送りを上げたほうがよいのでしょうか?
こんばんは、
ご質問の件で誤解が無ければ下記の式を使ってください。
ピッチ=送り/回転数、送り=回転数×ピッチ
3/8でしたらピッチは1.34だと思いますので、
回転数=500rpmとしますと、
送り=500×1.34でF670となります。
マシニングセンターでしたら
S500F670となります。
ピッチ1.25の時S600F750と覚えておけば忘れないかと思います
。
径が大きくなる程に回転数を下げていけばいいかと。
解りやすい回答ありがとうございます。今後、この式を使いたいとおもいます。
2007/06/08 23:24
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S150 F200でいいと思います。あとPTタップはインターラップを使用したほうがいいかと。油はカッティングペーストが(クリーム状のやつ)ベストです。銅の穴加工の場合、穴は縮むので2回通しがいいです。マシニングの場合2回通しする場合は気をつけてください。R点、回転、送り、は変更しないでリジットタップサイクルを使用して、なおかつ切り口を一定にする指令をしてください。当社はオークマのマシニングばかりなのでOSPです。なのでプログラム例は、G284R10Z-23.5F200E0です。E0をつけるとタップの切り口がそろいます。森精機の制御装置(FANAC)にもそういうのがあればですが・・・
macchaさん、ありがとうございます。森精機で2回通してだいぶ綺麗になりました。我が社もオークマメインなので、また何かあったらよろしくお願いします。
2007/06/09 19:53
タップ加工は総形加工ですので本来厳しいものですが、PTとなると封密用ですからさらに1/16のテーパがついているうえに、ねじの傷は漏れのおそれ有りで不可ですから、より厳しくなります。
お使いのM/Cにスパイラル加工機能が備わっているならば、たとえばOSG製の「NCプラネットカッタ」(WX-PNC)など、刃具を回転させながらスパイラル送りをかけてねじ加工をするプラネタリ・タップを使用するのが一番です。
この機能が備わっていない場合は、タップ加工の際に「タッピング・ペースト」と称されるグリス状の切削油剤を使用すると効果があります。ただし、汎用のタッピング・ペーストの中には銅合金を変色させる可能性のある物もありますので、銅合金専用品を使うほうが安全です。
グリス状の切削油剤ですので、たいていはタップ加工前に一時停止して手作業で下穴の切りくず除去とタッピング・ペースト塗布とを行っているようですが、数がある場合は大昭和(BIG)のタッピング・ペースト自動供給ツール等も便利でしょう。
なお、管用ねじの記号「PT」は現在では「R」となっています。規格の中身は変わっていませんので、PTもRも刃具・ゲージともに同じものが使えます。
R3/8ですとピッチは1インチ当り19山ですので、計算すると1.336842・・・となって割り切れません。ねじの加工長さが短いので四捨五入してピッチ1.34で全く問題は無いでしょうが、同期送り(シンクロ・タッピング機能)があるならば、1インチ当り19山で送りを設定すると、回転数を変化させても送り量は同期して変化してくれるはずです。
同期送り機能が備わっていない場合は、浦木 様のお答えの通り。
回転数は、上げるよりは下げたほうが良いでしょう。
A7075相当材にR1/2を量産的に加工した経験では、タッピングペースト自動供給・14山/inch同期送りで、毎分120回転からトライしましたが、タップが新しいうちはともかく少し切れなくなってくると不安定になり、最終的には毎分50回転程度にまで下げざるを得なかったように記憶しています。
なお、この加工は現在では他部署でプラネタリ・タップ、水溶性切削剤使用で毎分900回転程度でやっているようです。もっと高速で加工できるけれども刃具寿命との兼ね合いで抑え目にしているとのことでした。
B坊さん、細かい説明ありがとうございます。今後プラネットカッタ等の使用を検討したいと思います。
2007/06/09 19:45
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