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2007/05/18 05:11
平面研削について質問なんですが、
サイズ長手方向で2000mm超のワークを
平面度の精度を1μm以内など超精密に仕上げようとする時、
平面研削盤のテーブルチャックの磁力がどうしても
ワークに影響を及ぼすのではないかと思うのですがどうなんでしょうか?
現在、出来るだけ弱い磁力で引くなりして、
だましだましやっているのですが、
どうしてもそこまでの精度では仕上がらなくて悩んでいます。
磁力の影響を受けない様に、チャックの上に
精度の出ているブロックを置いてその上にワークをのせて‥
など考えているのですが、どういったものかなぁという状況です。
どんな事でも良いので、良きアドバイスなどお待ちしています。
よろしくお願いします。
>2000mm超のワークを平面度の精度を1μm以内
回答(2)の見解と略一致してますが、このレベルなら、まず機械でしょう。
http://www.nagase-i.jp/works/heimen.html
これを見ても『真直度 0.5μm/1420mm』とありますが、チャンピオン・データで最も精度が出しやすい材質、形状での話と思われます。
室温、機械温度、チャック温度、加工液温度などあらゆる変動要因を抑えた上で、一定の傾向で曲がりがあるとすれば、機械の運動精度のせいになります。
それを補正する、即ち逆方向にタワませて加工するような手段は有るはずです(広幅のワークでは難しい)
これが、言われてるようなチャックの磁力とかワークの置き方とかと同類の工夫でしょう。
しかし、一定の傾向がない状態でバラツクなら、上記変動要因を解決しない限り無理です。
そうですよねぇ
大変参考になりました。
ありがとうございました。
2007/05/20 23:06
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誠に失礼ながら、「平面研削で、サイズ長手方向で2000mm超のワークを平面度の精度を1μm以内など超精密に仕上げ」は、磁力の影響を云々する以前に、いささか無謀ではないかと思われます。
石定盤の00級でも長手2000mmともなれば、保証される平面度は4.5μmです。
加工中や加工後の製品の精度評価は、どうなさるのでしょうか?
温度管理も大変です。
インバールならともかく、炭素鋼など鉄系の工業材料の熱膨張率は、おおむね10~13 * 10^-6です。
長さ2000mmですと温度が1度変化しただけで、約0.02mm伸び縮みするということです。
熱変異しても平面度は完全に保たれたままで、形状的には変化しないという保証など、全くありません。
1度以内の温度管理を完全に保証できる恒温設備を持っている工場は、まだまだ稀です。
NCが普及して0.001mm単位のデジタルの表示を目にする機会が増えてから、十分な温度管理のされていない環境でも、「ミクロン」などと簡単に言うようになっているのではないかと思われてなりません。
工作機械のデジタルスケールの表示や三次元測定器の出してくる測定値など、姿勢誤差有り、熱変異有り、量子化誤差有りで、さまざまな誤差や不確実さを含んでいて、真に0.001mmを保証できているわけではない、ということを忘れているか、それ以前に、そういう事実を知らないで表示数値を鵜呑みにしているのではないか? とさえ思われます。
参考に、定盤の大きさによる平面度をいれておきました。もちろん、定盤とて荷重がかかり温度変化があれば変形しますから、いついかなる場合でもこの精度が保証されるはずもありません。
精度は剛性と温度管理に大きく依存します。その観点から、そもそもその精度要求そのものが現実的(管理可能という意味です)であるか否かから、検討されたほうがよろしいのではないでしょうか。
そのようなことはすでに解決済み、ということでしたら、御無礼の段は平に御容赦くださいますよう、御願申し上げます。
無礼なんて、とんでもありません。
大変参考になりました。
本当にありがとうございました。
2007/05/20 00:39
0.1のライナーを2本ワークの下に敷きます。ワークのどの位置に敷くかは
ミツトヨに聞いてください。テーブルの側面にタップが切ってあると
思いますそこにボルトをつけたブロックを止めます。ボルトでワークが
動かないように極軽く押します。マグネットはまったく使いません。
テーブルの右側の側面にタップが切ってなかったらその下のTスロットを
使うとか。マグネットチャックに自分でタップを立てるのはやめたほうが
いいかと。
ご丁寧な回答ありがとうございました。
2007/05/20 00:37
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