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鋼の浸炭とはどのような炭化物が生成されるのか?
2007/03/13 22:37
- 鋼または合金鋼を浸炭(焼入れしない)した場合、高濃度に炭素が固溶しますが、この場合、炭化物はどのような形態でしょうか。
- 窒化の場合、処理後即座に水冷すると、銅合金で得られるようなワグナータイプの内部酸化類似組織が得られますが、浸炭の場合も、浸炭中には鉄の炭化物は生成せず固溶のみ、あるいは溶質元素の炭化物のみの析出となるのでしょうか。
- 浸炭焼入れ後の炭化物が、焼戻しによって生成したもの以外に、浸炭中に分散析出しているのか知りたいのです。論文などご存知のかたも紹介していただければ助かります。
鋼の浸炭
鋼または合金鋼を浸炭(焼入れしない)した場合、
高濃度に炭素が固溶しますが、
この場合、炭化物はどのような形態でしょうか。
具体的には窒化の場合、処理後即座に水冷すると、
銅合金で得られるようなワグナータイプの内部酸化類似組織
が得られますが、浸炭の場合も、浸炭中には鉄の炭化物は
生成せず固溶のみ、あるいは溶質元素の
炭化物のみの析出となるのでしょうか。
γから急冷すると焼が入って組織観察しにくいと思うので、
実験室レベルでα+θ領域の話でもかまいません。
浸炭焼入れ後の炭化物が、焼戻しによって生成したもの以外に、
浸炭中に分散析出しているのか知りたいのです。
論文などご存知のかたも紹介していただければ助かります。
よろしくお願いします。
回答 (1件中 1~1件目)
本件ご質問内容は私も専門外ですが永い間回答が無いので
まず、炭化物の形態ですが格子結晶と化していると考えてよいでしょう。
次に、溶出物:析出物は論点を分けたほうが良いでしょう。
定義は析出された物は溶質炭素、母材に留まる物が残量オーステナイト
論拠はオーステナイト状態からマルテンサイト変体時に於いて残留できる
炭素量はγе基の格子と1対1で検証されているからです。
さて、ご質問に対する回答の難しさに触れます。
本件の内容は、物質凝集機構、及び、共有結合格子定数なる分野に
属性すると思われます。質問カテゴリーを変えてみては如何でしょうか。
回答にならなくてすみません。
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