このQ&Aは役に立ちましたか?
フランジ付き丸物の孔明けについて、角度寸法は必要ですか?
2007/03/04 13:07
- フランジ付き丸物に孔明けを行う際、角度寸法を指定する必要があるのでしょうか?
- フランジ部分にバカ孔またはタップを立てる場合、その孔を明ける寸法を入れないと加工者には理解されにくいのでしょうか?
- 等分に孔を明ける際、角度を指定する必要があるのか気になるところです。
フランジ付き丸物 等分に孔明け 角度寸法は必要で…
フランジ付き丸物 等分に孔明け 角度寸法は必要ですか?
フランジのある丸物に、フランジ部分にバカ孔またはタップを立てる場合、
(4箇所)、その孔を明ける寸法は入れないと加工者にはわかってもらえないのでしょうか。
寸法が無い場合は、”4箇所に等分に孔を明けて下さい”とわかってもらえないのでしょうか?
等分でも角度を入れないといけないのでしょうか?
宜しくお願いします。
回答 (8件中 6~8件目)
「フランジ部分にバカ孔またはタップを立てる場合、
(4箇所)、その孔を明ける寸法」
水平、垂直に引かれた中心線上に穴を作図すれば、角度寸法入れるまでも
無く、90°等配と分かりますよね。
わざわざ45°傾けて作図するのは多くは無意味。
図面は可能な限り、少ない寸法・図形で表現すればするほど
簡潔明瞭になります。
逆の場合は設計意図がピンボケしてまいがちです。
但し、それにはそれ相応の洞察力、テクニックが必要です。
一応追記
位相関係なくただ穴が4個等配で明いていればいいいときは
JIS B 0001 24頁では中心線上に穴を作図し角度寸法不要とする例
があります。
この場合、断面図との整合性も取れます。
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
製図通則のなかに、こんな条項があります。
『対象物の形体は、図面に描いた図形が示すような特性を持つものとする』
あくまで私見ですが、これは、明示しない限り『丸く見える形は円、ねじ部品で多角形なら6角形、ピッチ円4分割なら角度は90°』のような常識が通用することだと思います。
従ってピッチ円上にX個のバカ穴があるならX等分する、とお互いに解釈して何の齟齬もないです。
製図で角度を入れても勿論正しいですが、検査をどうするか一考の余地があります。3次元測定機、また投影機でも計算機能があれば難なく直交座標から角度を計算してくれまずが、角度を直接測ろうとすると、高精度なインデックスが必要になります。実際はその苦労が報われませんよね?
このような事情を考慮すると、ピッチ円+角度 の書き方よりも 直交座標での座標値で書く 方が検査は勿論、製造も都合良いかと存じます。
ピッチ円Φ40 90°で4分割、 → 中心0で上下に28.28
前者は設計製図者の頭にあるのみで、製作、検査・・・の段階では必要性の薄い情報と言えるのではないかと。。。
もちろん、ピッチと穴径、穴数は必要ですよね。
等配なら角度までは要らないと思いますが、どの位置にあいてるかの矢視図はあった方が加工者も分かりやすく親切でしょう。既成のフランジを取り付ける場合も同様。
たとえば等配でも、0度の位置から等配するのか、45度の位置から等配するのか分からない(フランジと本体との位置関係)し、意図した位置にあけてもらえず加工業者にクレームをつけても図面に書いてないと言われればそれまで。
誰が見ても分かる図面を書くようにしたら、そういったトラブルが無くなる上に加工業者を特定(暗黙の了解で加工を任せる)せずに他の業者にも見積もりが出来コストダウンにもなりますよ。