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2008/10/27 21:08
圧入の穴は再利用可能か?軸受のハウジングや金型の位置出し精度など
締りバメ(圧入)の穴の再利用は可能か?
例えば、軸受のハウジングの穴を締りバメ(圧入)で設計しました。
そこに、軸受を入れます。
機械を使用しているうちに、軸受に寿命が来ました。
ハウジングから軸受を取り出しました。
新しい軸受を持ってきました。
ここからが疑問です。
新しい軸受を、同じハウジングの穴に入れても問題ないのでしょうか?
一見、入れてあったところに、同じもの(寸法は厳密には千分台とかで違うと重いますが)を入れるので、問題ないように感じますが、なんとなく良くないのではないかと思います。
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似たような話で、金型の位置決めも同様にいえます。
Aという部品と、Bという部品があり、それらをノックピンを入れて位置出しするとします。ノックピンの穴は圧入です。
ノックピンを圧入して、部品AとBを組み合わせます。そしてボルトで締結します。
何かしらの理由で、部品AとBをばらすことにしました。例えば、部品Bのある場所を面取りしたいが、AとBをばらさないと面取りできないなど。
ボルトを緩めます。
何かしらの方法で、部品AとBを上手く離します。
ノックピンを引き抜きます。
これで、部品AとBとノックピンは全て単品になりました。
でも、面取り後に再度ノックピンを入れて、ボルト締結により組み立てるとします。
この時、一度圧入してしまい、径の広がった(もしかしたら穴の形状も円になっていなく"イビツ"になるかもしれない)ノック穴に、再度ノックを入れて位置出ししても、
位置精度はでるのでしょうか?
これも軸受の質問同様で、なんとなく良くないのではないかと思います。
と言いますのも、軸受の交換時に軸受だけ交換するなら(ハウジングは再利用)、軸受を取り外せるようにしたいです。もし、ハウジングの穴を再利用できないのであれば、軸受を取り出せる構造にしなくてもいいので、設計もその分楽になると言うか、考えることが減ります。
この質問にどなたか宜しくお願いします。
簡単に云えば、丸棒に少し小さい輪ゴムをセットすると、
輪ゴムの力で、その位置をキープして、落下しません。
これが、しまりバメです。ゴムは弾性変形内で使用されています。
しかし、パンツのゴムが緩むと、パンツは下にズレますし、
靴下のゴムがゆるい物は、ルーズソックスみたいに下にズレます。
これが、塑性変形だと思って下さい。
引張りバネで例えますと、元に戻らない位に伸ばした(塑性変形を
させた)バネと同じです。
正確に云いますと、少し異なります。塑性変形を起こさせても
スプリングバックの弾性力は残っていますが、塑性変形を起こさせた
事は殆ど無駄になってしますので、弾性変形内で使用します。
以上が、しまりバメの一般的な考察です。
では、特殊なしまりバメは??は、前述を理解すると判りますので、
再質問はご容赦下さい。
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弾性変形範囲かどうかは先に私が回答してるが・・・再度、投稿しておきます
圧入しめ代?d=σyp/Edから仮にσyp=200N/mm2,E=200,000N/mm2とした場合は、
?d=d/1000となることから(0.5・d)/1000ならば殆どは降伏点に達しない筈だ
当社ではベアリングを圧入した部分の補修依頼をよく受けますが、そのほとんどがベアリングが回転不良を起こし、シャフトに回されてしまって磨耗している状態です。
(たまにコジられたせいで広がっていると思われる物もありますが。)
その場合は該当穴を数ミリ程度オーバーサイズにしてスリーブを圧入し、回り止めの処理をしてから再度ボーリングなどで規定の穴寸法に仕上げています。
これならば何度でも修正が可能です。
今一度、材力の勉強をし直したら如何でしょう。
弾性域だから、しまり固定ができるのです。
それ以上に圧入で変形させても、弾性域は以上の力は、しまりに対し
働きません。
以下に、材力の参考サイトを掲載します。
色々な処をクリックすると、関連や次項サイトへ変わります。
確認して下さい。
http://www.nmri.go.jp/eng/khirata/design/ch02/ch02_01.html
http://www.nmri.go.jp/eng/khirata/design/index_j.html
http://www.netushori.co.jp/story/index.html
Q1
しまりバメと云っても、弾性変形内の使用なので…
材質によって、弾性変形範囲は違うと思いますが、それの範囲は何を
基にわかるのでしょうか?
A1
しまりバメは、基本的に弾性変形内の使用です。
塑性変形域を使用しても、しまりの力は結果的に、略弾性変形内の
応力です。
無駄な事はしないで、大きな力を得たいなら、接触面積を増やすが
しまりバメの基本です。
<摩擦圧接等の焼付き利用する物は、除外ですが>
ありがとうございました。
えーっと、材質の弾性範囲というのは何を基にわかるのでしょうか?
引張強さなのか、膨張率からなのか・・・・
2008/11/04 00:43
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