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ADC12材料への黒色アルマイト処理における問題と解決方法
2023/10/16 01:32
- ADC12のダイカスト製品に、黒色アルマイト処理を実施している際に発生する問題について解説します。
- 特に水温70度以上の超音波洗浄を実施すると、白い粉のようなものが噴出してくることがあります。
- この問題を解決するための方法についても紹介します。
ADC12材料への黒色アルマイト処理
2008/10/01 07:46
ADC12のダイカスト製品に、黒色アルマイト処理を実施しております。
表面に白いシミのようなものが見られたり、特に水温70度以上の超音波洗浄を実施すると、白い粉のようなものまでが噴出してきてしまいます。
このような問題を解決する方法はないでしょうか。
何卒教えて下さい。
質問者が選んだベストアンサー
アルマイト処理後に表面に付着している白い粉はアルマイト工程の封孔処理液の残渣が殆どと思われますので、量を減らすには封孔処理後の洗浄を通常より丁寧にやってもらうように処理業者さんにお願いする(内容によってはコストアップもやむなしとなります)ことが多いです。
アルマイト処理後に超音波洗浄をするなら乾燥工程ナシにすれば残渣が落ちやすくなりそうな気がします。白い粉状になって時間が経つと非常にとれづらくなりますので現状の処理業者さんにまず相談してみてください。
超音波洗浄で粉が目立つようになるのはありえると思います。
表面に見えないとのことですが穴や内側の角などに残渣は残っていませんでしょうか?
残っていないようでしたらお近くの工業試験場に相談することをおすすめします。(私も表面の変色で相談した時にはずいぶん助けてもらいました)
個人的には封孔でしまりきっていない印象を受けますが自信が持てません。白い粉の成分の主な成分がニッケル塩なら封孔処理液の残渣ですが、洗浄時に粉が浮いて再付着したとは断定できない要素(たとえば電解中に粉状のものが付着していて超音波洗浄でその粉の部分の染料のみが落ちた、とか)もあるかもしれないと感じました。
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その他の回答 (2件中 1~2件目)
同様な問題に対応した経験があります
1)水温70度以上の超音波洗浄には様々な問題があります
1-1)洗浄液・リンス液の問題
1-2)洗浄状態が不均一であることによる問題
1-3)汚れと洗浄装置の問題
1-4)水温70度以上の液体が超音波に対して不安定であることの問題
上記に関しては、改善ポイントとして今後検討されるとよいと思います
2)対策について
1-1)純水でリンスすることで解決した事例があります
1-2)超音波洗浄の液循環を改善して解決した事例があります
(水槽の水面と底面の液体をなるべく均一にする)
1-3)オーバーフローのシステムを採用して解決した事例があります
3)その他の例もありますが
特殊・個別の条件があるので省略します
注意
水温70度以上の安定した超音波洗浄技術は大変難しいので
洗浄レベルのバラツキは許容範囲として考慮する必要があります
お礼
2008/10/03 10:32
US123様
貴重なアドバイス誠に有難うございます。
アドバイス頂きました対策内容、特に??で改善できればと考えています。
お礼
2008/10/01 09:30
早速対策実施してみます。
貴重なアドバイス誠に有難うございます。
また、超音波洗浄を実施することで、白色の粉が目立つようになるようなことはありえるのでしょうか。
アルマイト処理を実施してから、20日間を経過していて、表面上に全く白色粉が見られない状態でも、超音波洗浄を実施すると白色粉が見られる状況です。
MZK様
度重なるアドバイス有難うございます。
調査してみます。