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タップ穴位置測定の方法と品質保証について
2023/10/16 01:39
- タップ穴位置測定の方法と品質保証について解説します。
- 現在は3次元測定器を使用してネジにマスターピンを立てて位置を測定していますが、タップ位置だけがばらついています。
- 他のドリル穴位置はばらつかないため、タップ位置のばらつきの原因を特定し、工程能力を評価したいと考えています。
タップ穴位置測定
2008/09/26 08:50
いつも、お世話になっております。
マシニングセンタにてM12の穴位置10箇所加工をしております。
品質保証の関係からタップの穴位置を測定し、バラツキ(工程能力)を見たいとおもっておりますが、どのような測定方法がありますか?
現在は、3次元測定器にてネジにマスターピンを立ててその位置を測定しております。
が、いまいち穴位置がばらつくのか、測定がばらつくのかわかりません
他のドリル穴位置はばらつかないのに、タップ位置だけばらついています。
回答 (5件中 1~5件目)
加工者が下穴径と何タップで製品を作製しているか不明なのですが
コスト面とスピードと加工者の自主検査において、付け加えるとしたら
(1) M12ボルトの頭部分を旋盤加工で外径を一定の大きさに削ればノギスなどでピッチ間などは、確認できます。
(2)測定メーカーに必ずピッチノギス(今では、デジタル)
(3)下穴の模範ゲージは売っているとおもいますが作成してみては。
検査・品質管理だけでなく現場の加工者にも自主検査など施工してみないと下穴加工後の時(ワークの持ち上がりや切れないドリルであけるとシンエンが出てなくて)など、まださまざまな原因が多々ありますから全体で原因をはっきり追究したほうがいいでしょう。
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弊社では三次元にて、ねじピンゲージを使用して、ピッチ間を測定しています。ドリル穴、リーマ加工穴、エンドミルによる円弧加工した穴でピッチが出ていれば、機械の繰り返し精度はOKと考えて、(タップホルダーやコレットでの芯振れの確認も重要です)
後は、下穴精度の管理と、ネジゲージによる確認で個々のネジ山が正確に
形成されいる事も重要です。(工作用ネジゲージにて個々のネジを確認)
*ロールタップで切削した場合はばらつきが出やすい
これはネジ山の形成時の影響を受けやすい為。
<参考>?下穴をエンドミルで加工して(H7公差で仕上げる)
?上記ピッチを三次元測定
?ネジ切りカッターで加工
?上記を工作用ネジゲージで確認後、ねじピンゲージで
ピッチを三次元測定。
これを繰り返した結果。?と?のピッチの差は安定しました。
以上から、弊社では「タップ自体」の影響もかなり有ると
考えております。
私は直接ねじ部を測定します。
ピン等はどうしてもガタが出ます。
三次元測定器がCNCであれば、
ピッチ分3軸を下げながらヘリカルに測定をすることができます。
手動機であれば時間は掛かりますが、同じ要領で行います。
(M12×1.75 穴径4箇所測定時、90度ごとに1.75/4? 3軸を下げる。)
それで、ある程度正確な測定ができます。
ねじ深さにもよりますが、下穴で管理するというのはどうでしょう?
(不完全ねじ部のことです)
ねじ精度はゲージ等で確認すれば、
下穴とねじの同心が出ていると考えられなくないでしょうか?
ちなみにねじ部測定用ゲージなるものも発売していますよ。
今、ちょっとわからないものでわかり次第書き込みますね。
>今回回答をいただきましたヘリカル測定ですが、
>あくまで下穴の評価になってしまいませんか?
ただ現在行っておられる検査も下穴にピンを入れておられるのでは?
ねじの谷部での位置精度管理は非常に困難ですね。
リジットタップは先端が刃になってますもんね・・・・・。
下穴に倣わなくて測定が非常に困難であれば、
加工方法の変更はどうでしょう?
普通のタップでもリジットタップ同様の使い方はできますよ。
先端に刃はない→下穴に倣う。って単純すぎますか?
下穴部(山部)も立派なねじ部です。
(お客様の了承を得てはどうでしょうか?)
ちなみにリジットタップはOH4が多い為、
ねじ自体もちょっとガバ目になっているのではないでしょうか?
我社ではOH2~OH3のふつうのタップをリジットタップ感覚で使ってますよ。
材料によりますが45C・55C程度ならぜんぜん大丈夫です。
根性があれば山と山との間をヘリカルに測定
ね < ←ここをヘリカルに測定を行うのはどうでしょう?
じ <
部 <
P1.75であればφ3~φ4ぐらいのスタイラスで測定できますよ。
考えただけでもぞっとしますが・・・・・
タップ穴と、そこに差し込んだピンとのクリアランスが大きければ、
ピンの倒れなどを拾ってしまい、出て来る数字は若干正確さに乏しいものになると思います.
タップ穴位置測定用のプラグを製作して、それで位置を拾った方が
幾らか正確性は高くなるんじゃないでしょうか.
座面が密着すれば、ある程度直角が出るハズですし、
ねじプラグであればフランクが受ける力の作用で
ある程度調芯されると思います.
>穴位置がばらつくのか、測定がばらつくのかわかりません
とのことですが、同じ品物で測定を数回繰り返し、
測定結果が、他のドリル穴と同程度のバラツキであれば
測定結果を信頼して良いのだろうと思います。
他のドリル穴と比較してタップ穴の測定値のバラツキが
大きいのであれば、測定方法として信頼できないという
判断をされてはどうでしょう。
お礼
2008/09/28 09:41
回答ありがとうございます。
昔は下穴で評価をしておりました。
今ほど、品質に対して厳しくなかった為と、フローティング式のホルダーを使用していたため、下穴に倣うということが判っていた為です。
今の加工は、リジットタップ+シンクロ送りとなっており、下穴に倣わないことがわかってきたためです。
ねじ精度に関しては、ぎりぎりOK?かなって思っています。
ネジ栓ゲージ+形状測定にて評価しております。
その為に今回投稿させていただきました。
今回回答をいただきましたヘリカル測定ですが、
あくまで下穴の評価になってしまいませんか?
その点を心配しております。
いろいろ反論してしまい、申し訳ございません。
ねじの測定は難しいとつくづく思っています。
今後とのご教授よろしくお願いします。