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板金の角の面取りとRの違いについて
2023/10/16 10:40
- 板金の角の面取りとRの違いについて教えてください。組立時の安全性を確保するために、C3やR3などの指示をしていますが、面取りとRのどちらを選ぶべきか迷っています。
- 面取りかRのどちらを選ぶべきか迷っています。組立時に怪我をしないように板金の角を加工する際に、面取りかRのどちらを使うのが適切なのか知りたいです。
- 板金の設計をしている際に、面取りとRの違いについて悩んでいます。組立時に安全性を確保するために、板金の角にはC3やR3などの指示をしていますが、面取りかRのどちらが適しているのか教えてください。
板金の角の面取りとRの違いについて
2008/04/18 10:50
板金の設計をしているのですが、
組立時に怪我をしないように、板金の角はC3、R3等を指示しています。
普段なにげなく面取りかRをつけているのですが、面取りかRのどちらかを選ぶ基準がはっきりしていない状態です。
面取りとRの違いを教えていただけないでしょうか?
(コスト・製作のしやすさ・板金の出来 等)
ちなみに板厚は1~2.3mmがほどんどで、プレス加工は考えていません。
(プレス加工ではRの方が金型の寿命が長持ちすると聞きましたが。)
よろしくお願いします。
質問者が選んだベストアンサー
同じC面、R面でも板金加工と切削加工では、加工内容が変わってくると思いますが、ご質問の内容からすると板金加工が主と思われますので、板金のC面、R面加工で話をすすめます。
まず、どちらを採用するかというと、厳密な基準はないように思います。
何れの加工も、危険防止と見栄えを良くするという2点が主な目的であり、その点から言うと、私見ですがR面の方が優れていると思います。
なぜなら、C面は角が鈍角になるものの、結局危険性が高い「角」が存在するからです。
カバー等の外観を重視するものだと、R面の方がより安全で、なおかつ高級に見えるのは私だけでしょうか・・・
一方、コスト・製作の難易度を考えた場合にはC面の方が格段に安易・安価になるようです。
理由は、C面はタレパン、シャーリング、コーナーシャー、ノッチング等々の板金機械としては、一般的な機械で割りと簡単に加工できますが、R面となるとタレパン、セットプレス等に専用の金型を搭載して加工することが基本となるからです。
もっとも、一度金型を用意してしまえば、C面のバリをとる作業よりもR面のバリ取りの方が容易です。
ただ、金型=R寸法が決ってしまう・・・という面もありますので、設計者側が好き勝手なR寸法を入れると、現場は立ち往生ということもよくあります。
余談ですが、紙をハサミで切る時、R面をきれいに切るより、C面を切る方がはるかに易しいですよね。
更に余談ですが、レーザー加工に関してはR面の方が得意です。なぜならレーザーで厳密なピン角を切るのは非常に難しいからです。
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その他の回答 (6件中 1~5件目)
怪我を中心に考えると
回答(1)さんの言うようにC,Rに関係なく
バリやカエリをきちんと取ることが大事です。
一般的にはRを選ぶ事が多いと思いますが、
Rも位置がずれて直線部分との段差が発生すると非常に危険です。
ヘミングという手もありますが、これも形状によっては
両端が危険な形状になることもあります。
従って、加工の方法でなく、安全に重きを置くなら
板金の場合は、バリやカエリ取りが重要だと思います。
お礼
2008/04/21 09:41
たしかに、バリカエリを除去するのは前提ですね。
いちおう、CR面取りをして、かつ注記でもバリカエリに関する指示はしています。
ありがとうございました。
ほとんどの事を他の方に先に言われてしまったので、残った事を少々、書かせてもらいます。
CとRの違い、それは品物が他の物に当たった時、Cだと角がつぶれ易いです。Rだと、角自体が無いのでつぶれにくいです。つまりCよりRの方が相手の品物にも、その部品にも優しいです。
お礼
2008/04/21 09:39
なるほど。
ありがとうございました。
「こうしなければならない」というのがないのであれば加工業者(社内であれば加工担当者)に加工の手間を聞いてコストを考えれば納得いく答えが出ます。
お礼
2008/04/21 09:38
なるほど。それも手ですね。
ただ、うちの場合、設計時点では業者が決まっていないのが問題点ですが。
ありがとうございました。
利用させてもらう立場ですが、板金は興味があって業者さんの見学もかなり出かけました。
設計する側からはRですね。C面では外観の見栄えがやはりイマイチです。
また、見本市でタレパン金型専業メーカのカタログをもらって勉強しました。それによると、下記のような十字形の型があるようで、それなら工程増も生じないと思います(材料効率は落ちるか?)
お礼
2008/04/21 09:37
確かにR面取りは見た目イマイチですね。
URLもありがとうございました!
こんにちは。
RとCとの区別は微妙に悩むところですね(笑)
RもCも一見大した違いはないように思えるでしょうが違います。
C面取りは45度のカッターを回転させて加工しますので
面取りの大きさが変わっても基本は同じ刃物で加工可能です。
がしかしR加工となると指定のR径の刃物で加工しなければなりません。
当然R1とR2とではカッター経常が変わってきます。
となれば現場で加工するにはC面の方が効率的ですよね。
参考までに・・
薄板が殆どだということなので怪我防止であれば
C○と指示するよりも「全周に渡り糸面取りを施すこと」とか
「有害なバリ・カエリ等のなきこと」と注記に書くのもアリですよ。
我が社ではそうしてますし納入先で問題が起こったこともありません。
お礼
2008/04/21 09:32
注記に記載するのも手ですね!
全周糸面取りはコストがどうなるのかちょっと不安ですが。
ありがとうございました。
お礼
2008/04/21 09:35
丁寧なご回答ありがとうございます。
とても勉強になります。
外観部品はR面・それ以外はコスト重視のC面という感じですかね。。
ありがとうございました!