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2008/02/27 15:49
SUS440Cの外径φ50×ボス径φ30×内径φ13の中空軸へ焼入れ・焼き戻し後硬質クロームメッキをしたら、ボス部へ見えにくいですが線が走った様な割れが数カ所入っておりました。
同じ形状で何本か製作の実績もありその時には発見出来ませんでした。
大小はありますが類似形状の物もありませんでした。
別のシンプルな形状の物も割れはありません。
製作依頼している加工屋さんに確認した所焼入れ・焼き戻し後の
カラーチェック時には割れは発生していなかったと回答頂きました。
形状の問題・焼入れ・焼き戻し工程での割れ又はメッキ工程での水素脆性の割れ等考えられる可能性をご教示宜しくお願いします。
貴殿の情報から、
元々、焼入れによるクラックが起き易い形状と推測します。
そして、実際に微小クラックが焼入れ時に発生していると推測します。
発見は、内部で微小なためできていないと考えます。
そして、メッキ工程でクラックが成長したと考えます。
φ13穴底面付近の形状と仕上げ精度を見直せば、“シンプル形状の物”と
略同等になると考えます。
残留応力が、表面(粒界)をエッチングする事により、開放させクラックが
成長すると考えます。
又は、φ13穴底面付近の仕上げ精度の悪さ(むしれ状態等)で、微小クラックと
同じ現象を発生している??。
ご回答誠に有り難う御座います。
内径加工・精度を見直して見ようと思います。
2008/02/28 18:45
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主犯は、焼き入れでの『置き割れ』であると思います。
硬質クロームメッキでの水素脆性は応力が作用して顕在化するはずです。つまり従犯に止まる。
めっきしたことによる応力もアリとは思いますが、放置するだけで割れるようなモノなのか? は素人として考えにくいです。
SUS440Cは油冷で、SKD11のように空冷でも可といった焼き入れ性は無かったと記憶します。焼き入れ焼き戻し温度、時間の条件遡及、そして深さ-硬度分布、焼き入れ前後の変寸状況、組織?の確認が先ではないかと。。。
ご回答有り難う御座います。
焼入れの工程は真空焼入れをし、その後ガスファン冷却しております。
焼き戻し工程は250℃で2時間キープの2回その間と後に
ガスファン冷却しております。
ご指摘頂きました条件再検討させて頂きます。
2008/02/28 18:47
別のシンプルな形状の物は、
焼入れ・焼き戻し後硬質クロームメッキをしていますか?
YES;別の原因
NO;一度、サンプルで、別のシンプルな形状の物を焼入れ・焼き戻し後
硬質クロームメッキをする。
で結果が出ます。
ご回答頂き誠に有り難う御座います。
別のシンプルな形状の物も焼入れ・焼き戻し後に硬質クロームメッキ
をしております。
シンプル形状の物とその他に違う点があるとすれば
シンプル形状は外径φ50×ボスφ40×内径φ13×長さ850Lで
内径穴が貫通しております。
割れが発生した部品は長さ650Lで内径φ13が600Lで止めております。
以上
2008/02/28 13:17
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