カスタム465の切削性について

以下のような情報を見つけました。

チタンが1.6％入っていますね。
旋削チップではサンドビック社カタログを見るとGC1105とかGC1115材種ではないでしょうか。フライスですとGC1030材種。

Custom 465® Stainless

Typical Composition 0.004 C, 11.70 Cr, 11.00 Ni, 1.00 Mo, 1.6 Ti, Bal Fe
Description Custom 465® stainless is a premium quality, high strength, age-hardening stainless alloy designed for improved notch tensile strength, fracture toughness and fabricability. This alloy has excellent resistance to stress corrosion cracking. Stress Corrosion cracking resistance of this alloy in the H 1000 condition is comparable to Carpenter 13-8 stainless in the H 1050 condition.
Attributes

* General corrosion resistance similar to Type 304 stainless steel.
* Stress corrosion cracking resistance equal to Carpenter 13-8 stainless.
* Strength superior to Custom 455® stainless.
* Notched tensile strength superior to Custom 455.
* Fracture toughness equal to Carpenter 13-8 stainless but at a higher strength and superior to Custom 455.

お礼

2009/08/21 15:15

すばらしい情報ありがとうございました。大変参考になりました、御推奨の工具でテスト加工してみます。

質問者

ネットで検索できない特定メーカの特定材料なので、守秘義務を負う
ような仕事であれば、情報を入手し難いと思われます。
ニッケルの含有量が高く、インコネルやワスパロイなどの超耐熱合金
と似たような被削性を有するものと推測いたします。
ターニング、ミーリング、ドリリング、どのような加工の情報を得た
いのか、ご提示されたほうがアドバイスが得られやすいと考えます。

回答(2)さんの材料に関する完璧な内容に敬服いたします。
成分はTiの含有以外は、例えばSUS304と比べても大きな違いは見られない
ようですね。

ミーリング加工では、切削抵抗の低い工具を選定することが重要で、切屑を
薄くできる丸駒インサートタイプも有効と考えます。
肩削りタイプでは、回答(2)さんに敬意を表し、サンドビック/コロミル390で
剛性の高い切刃18mmタイプ＋GC1030などは如何でしょうか。
超硬ソリッドエンドミルは、難削材用のハイヘリタイプ(加工部位にに支障が
無ければ刃先Rのついたラジアスタイプが尚良い)やラフィングタイプをお奨
します。

ドリル加工では、潤沢にクーラントの供給(エマルジョンで希釈倍率を濃い
めに)することが重要です。

切削条件は、ご使用工具のステンレス加工推奨条件の下限からトライするこ
とを提案いたします。

お礼

2009/08/19 00:09

ご回答ありがとうございます。やはり被削性は良くなさそうですね。工具はやはりハイニッケル向けのものを選定したほうがいいかと思うんですがお勧めの工具ありましたら参考までに教えてください。ちなみに対象ワークはミーリングと、ドリリングの加工となります。

非常に有効な情報を提供していただきありがとうございます。御提案いただいた情報を元に加工の準備をしたいと思います。加工の結果わかり次第ご報告させていただきます。

質問者