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放射率補正について
2009/03/04 23:46
- 放射率補正の必要性と正確な温度測定方法を解説します
- 放射率の設定値による表示温度の差異や材質による酸化の度合いの違いについて考えます
- 酸化鉄の放射率に関する文献情報や黒体スプレーの使用についてのアドバイスをお伝えします
放射率補正について
いつもお世話になっております。
携帯形放射温度計で加熱鋼材の温度測定を行なう時の
放射率が不明です。
メーカーのマニュアルやホームページで調べましたが
納得のいく回答が得られませんでした。
測定温度は約1,250度で測定物は酸化鉄です。
文献では放射率は0.8~0.9となっていました。
黒体スプレーなどは高温の為 使用不可、高周波炉の為 熱伝対又は
接触タイプの温度計での測定困難だと思います。
使用測定器は
測定温度範囲:600~3,000℃
測定波長 :0.96μm(放射率補正1.00~0.10(0.01ステップ))
応答時間 :0.5S
です。
回答及びアドバイスを頂きたいのは下記の3項です。
1、放射率の設定値が0.1違うと表示温度の差異は何度となりますか。
2、測定物の正確な温度測定の方法。
3、材質(S20CとS55C)が違えば酸化の度合いが違うので
放射率の補正が必要ですか。
乱文で申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
1,200℃酸化鉄の詳しい放射率の文献はないでしょうか。
いろいろと回答有り難うございました。
黒体スプレーを使ってみようと思っています。
質問者が選んだベストアンサー
黒体スプレーですが1500℃まで使えるものがあります。
http://www.japansensor.co.jp/products/JSC-3.html
放射率の設定が0.1違うと~について
実際に高温のものを見て、放射率を変えていただければわかると思いますが、
一概に「何度変わる」とはいえないはずです。
1に近い側と0.1に近い側とでは変わる温度も違うはずです。
正確な温度の測定方法・・・私も知りたいです・・・・
熱電対ですら、接触状態や素線・シースetc.で全く同じにならないし・・・
何かを「正」として始めないと先に進まないので、半ばあきらめてます。
酸化の度合いがちがければ、放射率の補正は必要と感じます。
同じ材質でも、表面状態(たとえばツルツルとザラザラなど)の違いで変わります。
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その他の回答 (4件中 1~4件目)
すでにご存知かもしれませんが、ホリバのHPに放射率設定の
ずれと温度の相関が書いてあります。
私も同じような悩みを持っていたため、ホリバHPを参考に
色々やってみました。
設定と実際の放射率に大きな差が無ければ、何とかなりました。
私の場合は、600℃の浴から引き上げた直後の鉄を測定する目的
でしたので、要素奇知さんが書いているように”実測補正”できた
為「何とかなった」のかもしれません。
お礼
2009/03/11 20:21
回答有り難うございました。
やはり1,250度の酸化鉄の放射率は不明です。
鋼材メーカに問い合わせてみたいと思っています。
実際の測定系で実測補正するのが良いと思います。放射率の補正や温度ドリ
フトについては予め考慮しておく必要があると思いますが,計測距離を含め
不確定の要素が多く,推定するのは難しいと思います。
お礼
2009/03/09 08:07
回答有り難うございます。
やはり、実測補正がベストなんですね。
失礼ながら溶融金属用の3000℃まで測れる高温用なのですよね
http://www.chino.co.jp/products/thermometers/ir-ah.html
http://www.tokyoseiko.co.jp/rph-ld.htm
まさかとは思いますが
http://www.keyence.co.jp/atsuryoku/ondokei/ft/
お礼
2009/03/05 17:53
中高温用です。
まさかはないです。
お礼
2009/03/05 18:01
回答有り難うございます。
1,250度なので、1,500℃まで使用できる黒体スプレーは使ってみたいです。
何を「正」とするか確かに悩みます。