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ガラス管ヒューズの交換方法と注意点
2023/10/17 23:28
- ガラス管ヒューズのDC24V 1A用の存在について、現在はAC250V 1A用を使用しているが問題はあるか、交換の必要性はあるかを知りたい。
- ガラス管ヒューズはDC24V 1A用が存在するのか、現在AC250V 1A用を使用しているが問題はあるのか、交換のタイミングについて知りたい。
- ガラス管ヒューズのDC24V 1A用の有無とAC250V 1A用の交換の必要性について教えてください。
ガラス管ヒューズ
2010/12/07 18:04
ガラス管ヒューズ DC24V 1A用って存在するのでしょうか?
現在、暫定的に AC250V 1A用に取り替えたのですが、
何か問題は有るのでしょうか?
又、直ぐに交換した方が良いのですか?
回答 (6件中 1~5件目)
DC24Vの回路にて短絡した時、電源部から短絡箇所に過大な短絡電流
が流れます。この短絡電流によりヒューズの本体である金属線が
溶けて、気化します。
この気化した金属蒸気がガラス管に付着し、冷えて短絡電流が遮断さ
れます。
短絡電流が過大ですと、大量に発生した熱によりガラス管が破損し、
周辺に被害を及ぼすことが考えられます。
特に直流電流の場合、交流電流と同じ電流でも電流が遮断しにくい
性質がありますので、AC用のガラス管ヒューズをDC用に適用した場合
短絡電流を安全に遮断できるどうかは不明です。
DC電源の容量が大きい場合は、使用しない方が良いでしょう。
ガラス管ヒューズではありませんが、定格電圧:AC115V/DC24V 1A~10A、
定格遮断電流:2.5kA と記載された低圧ヒューズがあります。
次のURLをクリックして参考にしてください。
[表示形ヒューズ/富士電機機器制御]
http://www.fujielectric.co.jp/fcs/pdf/catalog/dc11f2_22-23.pdf
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メーカー側がDCでテストしていないから、どうなるかわからない。
といっているのだから、素直に他に交換するべき。
たとえば、IDECのNRF型ならヒューズフォルダーの形しているから
そのまま交換できます。
負荷電流と、ヒューズの溶断特性によるかと思います。
大先生に楯突くつもりは有りませんが
>・ヒューズが切れずに負荷の保護ができない。
> (溶断定格が同じなら、このような事態は滅多に起こらない)
このような選定は事実上不可能に近い
それなりの量産品で試作実験もかなりのレベルで繰り返せれば可能かも知れませんが
恐らくは本例のヒューズはそこまでの検討はされていないと思う
負荷の保護ではなくて電線保護またはリレーやスイッチ、コネクタの接点保護と割り切る
>・ヒューズエレメントは切れたが、アークが遮断できずにヒューズが爆発
DC200V10Aレベルなら有りうるかもしれないが
DC24V1Aレベルでは事実上ほぼ無いであろう
そもそもですが負荷もしくはそのヒューズの付いていた装置は何ですか?
よほど特殊な装置でもない限りACでもDCでも使えます
しかもたかが1A
気にするほどでもなかろう
ヒューズが切れるような事態が起こらなければ問題ありません。
ただし、
ヒューズが切れるような事態が発生したときに、以下のような懸念があります
・ヒューズが切れずに負荷の保護ができない。
(溶断定格が同じなら、このような事態は滅多に起こらない)
・ヒューズエレメントは切れたが、アークが遮断できずにヒューズが爆発
・ヒューズの電流遮断(di/dt)が速すぎて電圧サージが発生し負荷にダメージ
を与える
・電流サイクルに対する繰り返し耐量が異なり、正常負荷状態にも関わらず
早期に溶断する
このような懸念を払拭するのは、正しいヒューズに取り替える以上に面倒な
ことです。そこそこの信頼性・安全性を要求される機器に付属するヒューズ
であれば、できるだけ早く交換した方が良いでしょう。
私のような小煩い指摘をする人が現れたら、反駁するだけの説明やデータを
揃えることは容易ではないと思います。
正規品に取り替えておく方がよっぽど楽だと思います。