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DCモータのレアショートに関しての原理とは?
2023/10/18 01:33
- DCモータがレアショートすると、手回ししたときにトルクが重くなります。
- モータ端子間の短絡(ショートブレーキ)によって手回しのトルクが重くなることは理解できますが、レアショートしただけのモータでも重くなる理由は不明です。
- DCモータのレアショートに関して、根本的な原理を解説してください。
DCモータのレアショートに関して
2010/09/22 01:45
ハード設計初心者です。
宜しくお願いします。
DCモータがレアショートを起こすと、そのDCモータ単体にてシャフト(出力軸)を手回ししたときに、レアショートする前のトルクと比べて重くなっているのが確認できたのですが、これはどういう原理からこうなっているのでしょうか?感覚的には、上記トルクは、モータ端子間を短絡(ショートブレーキ)させて手回しした時のトルクと近いような気がします。
モータ端子間ショートで手回しのトルクが重くなるのは、ショートブレーキの原理から何となく理解できるのですが、レアショートしただけのモータにおいて回転(手回し)が重くなるのが、どうしても理解できません。もちろん端子間はオープン状態なのにです。
根本的な解説をして頂けると大変助かります。
どうか宜しくお願いします。
回答 (2件中 1~2件目)
レアショートの意味は#1さんのご回答で明確になっていると思います。
電機子巻線が(部分的に)ショートしたモータの出力軸を外部から力を加え
て回したとき、電機子巻線には誘導起電力(電圧)が発生します。この電圧
は、健全な巻線・ショートした巻線いずれにも発生します。ショートした
巻線には 発生電圧÷巻線抵抗に相当する短絡電流が流れます。この短絡電
流が制動トルクを発生するので、手で回したときに重く感じるのです。
一部の巻線がショートしただけで大きな制動トルクが発生することが腑に落
ちないのだと想像しますが、一部の巻線に発生する誘導起電力は、巻線全体
に発生するそれより小さいのは確かですが、巻線の抵抗も短絡する部分に
応じて低くなるので、短絡電流の値は全短絡と比べて小さくなりません。
これが、レアショートでも大きな制動トルクを発生する理由です。
なお、レアショートした状態で運転を続けると、ショートした巻線部の温度
上昇が著しく高くなり、隣接した健全な巻線まで過熱して、ショートの領域
が拡大しますのでご注意下さい。
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レアショートといっても
ショートしているので
ブレーキがかかるのは当たり前ですが