このQ&Aは役に立ちましたか?
Tig溶接でSUSと鉄の配管の違いは何か?
2010/09/04 11:55
- Tig溶接でSUSの配管を溶接する際にはバックシールが必要ですが、鉄の配管ではバックシールは必要ありません。
- SUSの場合、Arガスが裏まで届かないため、バックシールを行う必要があります。
- 一方、鉄の配管はバックシールが不要なのはなぜか、疑問に感じていました。
Tig溶接について
初めて投稿させていただきます
私は現在プラント関係で配管の溶接作業をやってるものですが
最近ふと疑問をいだきだしたので質問させてもらいます。
Tig溶接でSUSの配管を溶接する際、裏なみが酸化しないようにバックシールとして配管内にArガスを入れて溶接するのですが
なぜSGP、STPG、STPTなどの配管いわゆる鉄の配管の場合はバックシールしなくていいのでしょうか?
SUSの場合はArガスが裏まで届かない為、バックシールをすると思っていたのですが、この考えが基本的に違うのかなと思い質問させていただきました。どうかよろしくお願いいたします。
回答 (1件中 1~1件目)
こんにちは
配管によく使われます、SUS304をはじめとするオーステナイトステンレス鋼は合金成分のCr;クロム を最低18%ほど含みます。クロムは高温で非常に酸化しやすく、シールドを完全にしてやるためにバックするのだと思います。挙げられました他の鋼には成分としてのCrは含まれません。耐熱鋼とかの鋼管もありますので(Crを数%含有)、この場合には技量評価試験でもバックシールドしても良いとされ、私の周りの方は全員評価試験ではアルゴン流します。=→ 石油溶接士のFT種資格。
ちょっと飛びますが、チタンの技量評価試験ではそれこそアルゴンガス中で溶接するほど(板材でも)ガスを使用される方もあります。ステンレスの比ではありません。これはチタン;Ti のほうがもっと酸化しやすいからでしょう。
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。