このQ&Aは役に立ちましたか?
複合加工機ツールシャンク形式の選択:コロマントキャプトかHSKか
2023/10/18 23:19
- 縮小化を目指すために複合加工機の導入を考えています
- 加工工程の効率化と柔軟な対応が求められています
- ツールシャンクの形式についてはコロマントキャプトかHSKか悩んでいます
複合加工機のツールシャンク形式について
2012/07/21 21:45
お世話になっております。
この度、加工工程等の縮小化をするために複合加工機を導入することになりました。
これまでは縦型MC(2機)とNC旋盤(2機)、その他汎用機を使用し加工をしておりました。
丸物の加工品が多く、NC旋盤加工→MC加工という工程で進行していました。
どうしても段取り替えが多くなってしまい、なかなか生産性を上げることが出来ずにいた事とさらに難加工品の依頼にも柔軟に対応できるようにしたいと考えての新規導入です。
被削材はSUS、鋼(S45C、S50C、SS)、アルミ、FC、がメインです。
そこで、以下のことについてご教授頂きたく質問をさせていただいた次第です。
複合加工機のツールシャンクの形式をコロマントキャプト仕様にするか、HSK仕様にするか悩んでおります。
導入する工作機械メーカーM社の話によりますと導入初期はキャプト仕様にするユーザーが多いとの事で、理由がホルダーからチップまで一式で揃えられるという簡易さがあるからということでした。
確かに工作機械導入時のツーリング関連の選定には各メーカーのカタログや営業さんの説明を見聞きしたりと時間を費やすことが多いので、納得できる部分はあるのですが、どうしたものかと・・・。
コロマントキャプトのライセンスを持つメーカー(サンドビックとBIG)とHSKのツーリングメーカー数社に話を聞く予定ですが、実際にご使用になられていらっしゃる方のご意見を頂きたいです。それぞれのメリットデメリットをお教えください。
よろしくお願いいたします。
回答 (1件中 1~1件目)
PSC(キャプト)シャンクとHSKシャンク両方使っています。
<PSC>
・とくにサンドビックのターニング用インサート取付タイプツール
の種類は圧倒的に豊富で、HSKの追随を許さない。
とは言っても、実際は、角バイト取付用やボーリングバー取付
用のツールを購入するケースが多く、そうなると大昭和精機でも
そろえることが可能。
・導入をご検討されている工作機械メーカの出荷実績で、PSCの方
が多ければ、機械主軸をぶつけて修理するときのリカバリが早いこ
とが期待できる。
<HSK>
・PSCよりもツールを供給しているメーカが多い。とくにミーリング
ツールの種類は圧倒的。ターニングツールもそれ程困らない。
・もしHSKシャンクのマシニングセンタを保有(または将来導入予定)
していれば、ミーリングツールの共用が可能。
<結論>
サンドビックのカタログをみると、PSCの方がHSKよりも剛性が優
れていると記載されていますが、実際に使用していて、優劣を感じるこ
とはありません。
複合加工機のツールシャンクのメインサイズである、PSC63(C6)
およびHSK63であれば、悩ましい話ですが、どちらを選択されても
優劣の差はないと考えます。
ただし、それ以外のサイズであれば、ツールホルダの入手性を考えると、
PSC50(C5)、PSC80(C8)、HSK100などをお奨め
します。
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
お礼
2012/07/25 22:39
早速のご回答ありがとうございました。
実際に御使用されておられているとの事での貴重な御意見はとても参考になります。
HSK仕様では、剛性がキャプト仕様より劣っているのかなと思っていましたが、その心配はなさそうですね。ちなみに、型式はC6又はHSK63です
現在の切削工具との流用性も加味してみようと思います。
。 ありがとうございました。