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テーパーセレーションについて
2023/10/19 11:31
- テーパーセレーションとは、軸物にギアをはめ合わせる際の加工方法です。
- 内径テーパー加工後、ブローチ盤にて溝を引いたワークを、相手のスプラインが切られた軸にはめ合わせます。
- 旋盤加工でテーパー内径が少々小さくても、ブローチ盤後には寸法に収まり、相手にも組み付きます。
テーパーセレーションについて
2015/10/02 10:20
軸物にギアをはめ合わせるかたちのワークについて質問なのですが、
NC旋盤にて内径テーパー加工後、ブローチ盤で溝を引いたワークを、
相手のスプラインが切られた軸にはめ合わせたとき、
最終的に溝同士が合わさり、
NC旋盤での内径テーパー加工径は影響無いように思うのですが。。。
実際、旋盤加工でテーパー内径が少々小さくても、ブローチ盤後には寸法に収まり、相手にも組み付きます。
旋盤加工でテーパー大径がの場合、ブローチ盤の刃は浅く切られ、
小径の場合は刃が深く切られるとゆうイメージでよいのでしょうか?
今年新人なものでちょっと理解に苦しんでいます。
回答 (4件中 1~4件目)
回答(2)再
>旋盤加工でテーパー大径がの場合、ブローチ盤の刃は浅く切られ、
>小径の場合は刃が深く切られるとゆうイメージでよいのでしょうか?
そうならないと思います。
旋削は前加工の大小が仕上り寸法に影響あり。
仕上げシロが0.4と0.2とか違えば、切削力が大小になる分、工作物および刃の変形量が大小になり、寸法大小が生じる。
ブローチ加工は多数の刃があって徐々に大きくなる工具=ブローチ を一発通すだけで加工終了。
前加工での寸法大小はブローチの最初の刃の削りには影響するが、以降の削り量は同じになるから仕上り寸法には響かない。
またワークを多数枚重ねて一挙に加工するのがこの加工の特徴でもあり、削る長さについても殆ど効かないハズ。
内形状を加工する別法、スロッタ―加工では1刃での切込みを繰返すから、仕上げ切込みの大小は旋削と同じく影響あります。
下記資料の冒頭
中ぐり加工(旋盤)との比較でブローチ加工は 《加工精度のバラツキが少ない》以下詳説
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>旋盤加工でテーパー大径がの場合、ブローチ盤の刃は浅く切られ、
>小径の場合は刃が深く切られるとゆうイメージでよいのでしょうか?
良いと思います。
◇旋盤加工の内径が大きすぎると、
セレーションの歯が浅くなって、
強度不足となるのでNG。
◇旋盤加工の内径が小さすぎると、
ブローチの削り代が多くなって、
(一般に高価な)ブローチの刃を痛めたり、
寿命が短くなったりするのでNG。
ということですよね。
質問者さん、回答(4)さんへ、
分かりやすいようにスケッチを描いてみました。
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https://kie.nu/2KTJ
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>実際、旋盤加工でテーパー内径が少々小さくても、
>ブローチ盤後には寸法に収まり、相手にも組み付きます。
製品寸法には影響がなくても、
設備(ブローチ盤)に負担がかかるのでNGと考えます。
図面には必ず公差があり、それで判断できるのでは?
ブローチで加工する内径セレーション部はストレートなはずで、テーパー部はこのように別になった形状ですか?
http://www.afterparts.co.jp/FET/fetsports_boss_daihatsu.html
ステアリング・シャフト
図7-3 セレーション テーパー 組合わせ
セレーション部は回らなく固定する機能、テーパー部は組付位置を決める機能と役割分担。但しテーパー部は回らない機能も少し兼ねる。
(この軸のセレーションは切削では難しいはず)
ブローチ加工はブローチの寸法で決まり、テーパー穴の寸法は影響しない。
テーパーの寸法は組付位置を決定する。
しかし両部の芯が違ってるとまずいから図面に同芯度の規定があるはず。
軸のセレーションは切削・・・ ⇒ ならギアと同じくホブ盤を使う
市販品を買い、追加工で組付けられるように使用するのがベターです。
シリンダも昔は、図面を描き加工しておりました。
ですから、内容は少し異なりますが、前述の如く仕様変更をするか、依頼するかしてみて下さい。
THK製のスプラインやセレーションをセット購入し使用しても、数回合わずに返品した
経緯の持ち主です。
ですから、初めてに近い加工であれば、上段前述の如くがよろしいのでは?
お礼
2015/10/03 11:46
回答ありがとうございます。
図7-3 のテーパー部に刃が切られており双方の組み合わせする形になります。
NC旋盤加工時の図面公差が0~0.15と書かれており、捨て削り部分で寸法出しした後は工具寿命がくるまでゲージにて全数確認してます。
(相手となる軸物は自工程ではないので、構内をまだまだ知らないので説明できずすいません)
NC旋盤加工時、全幅は公差内に入っており、
内径寸法が大小しても(0.1公差から外れたとしても)最終的に組み付く訳が理解できず。。。
回答によりますと、組み付け位置が合ってるのは全幅が公差に入っているからと理解できます。
旋盤での内径寸法バラツキが出ても、ブローチ盤で最終の組み付け寸法が決まるのですね。
職場の方から、NC旋盤で全幅さえ公差に入っていれば内径は多少バラツイても不良にはならないと言われ、
ブローチ盤で公差から外れたら浅いものは再加工・深いものは不良と言われました。
再現して実際確認してみたいのですが、言われただけでは理解出来ず、
歯と歯が合わさるイメージはつくのですが。
機械を触って約3か月なのでこれから勉強していきたいと思います。