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リング形状の内径真円度を向上させるには
2023/09/07 06:02
- 配管用ステンレス鋼管40A(SUS304、φ48.6、厚さ4.0)を使用したリング形状のワークの内径真円度が20~30μになってしまう問題について、加工方法や試したことについて報告しています。
- バンドソーで切断後、内径と外径の加工を行い、真円度を向上させる方法を試しましたが、改善されなかったと述べています。
- 一部の方法では真円度を向上させることができましたが、バンドソーで突っ切りした後、旋盤で内外径加工を行うことで真円度が5μ向上したと報告しています。
リング形状の内径真円度を向上させるには
2015/07/04 15:23
いつもお世話になっております。
配管用ステンレス鋼管40A(SUS304、φ48.6、厚さ4.0)を使用し
外径φ48、内径φ44(0、+0.05)、長さ15のリング形状のワークを加工すると
内外径とも歪みが出ており真円度が20~30μになってしまい
外径はともかく内径はゲージが入りません。
加工方法ではございますが、
1、バンドソーにて切断
2、内径をチャックし外径加工
3、外形をチャックし内径加工
試したこととしましては
油圧3爪チャック→円形生爪→機械変更し空圧コレットとトライしましたが
あまり改善されせんでした。
また取しろ、速度、送りはいろいろ試しましたがこちらも変わらなかったです
薄肉の内径加工は実績があり、空圧のコレットを使えば
大体うまくいくのですが今回はてこずっております。
お忙しいとは思いますが、ご教示お願いいたします。
バンドソーでの切断は肉厚が4mmある為可能と判断しました。
当方ではφ48の棒材が入らない為、切断してチャッキングになります。
皆様、お忙しい中ご連絡ありがとうございます。
こんなにコメントいただいたということは、やはり簡単な加工ではないのだと
改めて思いました。
遅くなりましたが現状のご報告です。
バンドソーで切断した際の真円どの変化ですが、材料を長めに切断し
切断した側、切断していない(棒材端面)側を測定しましたが
それぞれ外径が41μ、38μと変わりませんでした。
内径はVブロックに乗せピックで測りましたが振れは0.5mmでした。
現在旋盤が空かないので旋盤でのご報告は後日になりますが
トライするならははは様のような長めにとって突っ切りで落とすやり方で
進めてみたいと思います。
ご連絡が遅くなりまして申し訳ございませんでした。
長さ30mmで掴んで内外径加工して突っ切りして真円度もう5μとかなり向上しました。
無垢からやったりしましたが変わらなかったです。
とても勉強になりました。ありがとうございました。