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三相誘導電動機についての疑問点とは?
2023/10/19 17:36
- 三相誘導電動機(15kW 4P 200V)をアース接続せず、絶縁された床に置き、モーターを起動させた後、モーターフレームに検電器を当てると検電器がなりました。
- モーターフレームと工場アースとの間を電圧測定すると100V程度を示しました。
- モーターコイルは絶縁測定を行いましたが異常は無く、漏れ電流も測定しましたが異常が無いため漏電でもないようです。
三相誘導電動機について教えて下さい。
2017/04/06 15:53
三相誘導電動機(15kW 4P 200V)をアース接続せず、
絶縁された床に置き、モーターを起動させた後、
モーターフレームに検電器を当てると検電器がなりました。
そこでモーターフレームと工場アースとの間を電圧測定すると
100V程度を示しました。
電圧測定器の測定レンジを色々変えましたが
いずれも100V程度を示しました。
(過去の経験で誘導電圧なら測定レンジを変えると
測定電圧が一定にならないので今回のケースは誘導電圧では
ないのではないか?と考えています。)
モーターコイルは絶縁測定を行いましたが異常は無く、
漏れ電流も測定しましたが異常が無いため漏電でもないようです。
今回の様にモーターにアース接続せず、
絶縁された状況下へ置いた際の疑問点は
1.なぜ検電器がなるのか?
2.モーターフレームと対地間ではなぜ100Vを示すのか?
原理がよくわかりませんので
どなたかよきアドバイスを宜しくお願い致します。
回答 (2件中 1~2件目)
通常、3相3線200Vの配電線は、RSTのうちS相が接地されています。
S相を基準に、R相とT相はそれぞれ200Vの電圧で、位相差があります。
3線の電圧をベクトルとして平均すると、200÷√3=115Vになります。
電圧測定器で測った、約100Vは、この115Vに対応する誘導電圧です。
このような電圧が現れる原因は、巻線とフレーム間に静電容量がある
ためです。この静電容量は、大型(パワーの大きい)モーターほど
大きな値となります。
この静電容量によるインピーダンス(交流抵抗)に比べ、電圧測定器の
入力インピーダンスが十分に大きければ、測定される電圧は、測定レンジ
を変えてもほとんど変化しません。
小容量の機器(モーター)の場合は、静電容量が小さいので、電圧測定器
のレンジを変える=入力インピーダンスが変わると、測定値が変化する
現象が現れます。
経験なさった現象のメカニズムについて、イメージを掴んで頂けたでしょ
うか?
回答(1)さんご指摘のとおり、漏電によるリスクを避けるため、実験的な
測定が終わったら、モーターはきちんと接地して使って下さい。
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>1.なぜ検電器がなるのか?
>2.モーターフレームと対地間ではなぜ100Vを示すのか?
1,2共ごく普通に静電誘導と電磁誘導
http://www.jeea.or.jp/course/contents/04101/
http://www.jeea.or.jp/course/contents/01144/
モータの場合、両方共重なってるのでどれがどっちと分析できない
因みにたまたま100Vになってるように見えるだけで数字そのものに意味は無い
とどのつまりはちゃんとアースしないとビリビリくるよ