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ツノはんだのNG理由とは?具体的な理由を解説します
2023/10/19 23:46
- ツノはんだのNG理由について詳しく解説します。ツノはんだがNGとされる理由には、いくつかの要因が考えられます。
- まず、ツノはんだのNG理由の一つは、はんだ付けの信頼性に関わります。ツノはんだは、はんだの接合部分が薄くなるため、接続が不安定になることがあります。
- また、ツノはんだは、熱によってはんだが流れやすい性質があります。そのため、はんだ付けの際にツノはんだが溶け過ぎてしまい、はんだの形状が崩れることがあります。このような状態では、はんだ付け自体がうまく行われず、信頼性に欠けることになります。
ツノはんだのNG理由について
2019/01/12 12:42
ツノはんだのNG理由とは具体的にどのようなことがあるのでしょうか
自分で調べた内容では、ツノがあればNGとしか記載されていないので具体的な理由を知りたいです。
回答 (7件中 1~5件目)
ツノ=こて先温度が低いという意見が多いので違う観点から。(もちろん低いのは当然疑われます)
フラックスが熱で飛びすぎるとツノっぽくなります。こうなるのは元々のフラックス量が不適切な時、加熱時間が長すぎる時、こて先温度が高い時が考えられ、いずれにしてもハンダ付け条件が不適切という証拠になり、接合強度不足が疑われます。
とはいえ、こて先上のはんだ量が多い時もツノっぽくなりやすいので、必ずしも接合強度が足りないわけではないとも考えられるとは思ってますが。
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ツノ半田。
つまり、半田がグズグズになっている状態であり、活性化していない状態。
この状態だと、半田としての能力が低下する。(強度面など)
あと、部位によっては、ノイズの吸収源になったり、高電圧なら放電源になります。
金属ケースに近ければショートの原因にもなります。
コード類が近くにあれば、絶縁破壊の促進なども含まれます。
他に作業員が怪我をするという面も持ち合わせていますね。
はんだって、くっついているからOKとあなたは思われているんでしょうね。
ハンダ付けをやっていれば、はんだは加熱することで液状化することはご存知だと思います。
液状化した状態のハンダには、表面張力が発生します。その表面張力のおかげで、あの綺麗な形になります。
ツノができる状態というのは、どういう状態なのかを考えて見てください。
完全に溶けきれていないハンダが、糸ハンダやハンダゴテに、その粘性で引っ張られてできているツノの事だと思います。
つまり、まだ粘性が高い(温度が低い)状態で過熱をやめているということになるわけです。
ハンダは、溶けている時には、毛細管現象など液体と同じような特性があり、その溶けて流動性が良い状態で、ランドやリードの細かな凸凹に密着し、スルホールに流れ込んで行きます。
加熱が不十分だと、それらが十分に行われません。
つまり、ツノハンダができる状態だと、ハンダの流動性が悪いので、接合がきちんとできていない可能性が高いということになるわけです。
その目安になるからです。
見た感じと触った程度で、ついてるんだからいいじゃない。は、はんだ付けではダメとなります。
使用環境などで、半田付けした部分はダメージが起こって行き、ハンダとリードやランド面との間で徐々に破断して行きます。
そういう内容から、ハンダにかけられた温度が低いというところで、ダメとなります。