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曲げ加工で割れるアルミ材6061-硬T6の板
2023/10/20 00:26
- アルミ材6061-硬T6の板を内曲げR3で加工すると外側が割れてしまいます。
- T6では硬すぎるため、曲げ加工には適していない可能性があります。
- 取引先の指定で材質を変更できないため、解決策に困っています。
曲げ加工で割れる
2019/01/31 12:03
アルミ材6061-硬T6の板、板厚2mmに内曲げR3で加工すると外側が割れてしまいます。
T6では硬すぎるのでしょうか?取引先の指定で変更が出来ないので困っております。
質問者が選んだベストアンサー
JIS H 4000によれば、A6061 T6の厚さ2mmの曲げ試験に対する合否判定基準は、曲げの内側半径で板厚の2.5倍で、曲げの外側に割れを生じないと規定されています。
板厚2mmに対して内曲げR3ということは、板厚の1.5倍ですから、JISのA6061 T6であれば、外側に割れを生じることは、規格上は想定されることです。
ここからは、取引上のネゴシエーションになると思います。次のような方法から、可能性の高い方法を選択なさったら如何でしょうか。
・お使いのA6061材が、押し出し材又は圧延材であるならば、押し出し又は圧延方向とその直交方向では、曲げに対する許容度が異なると想定されるので、材料どりの向きを変更する。
・JISに規定している曲げ性能を上回る材料が必要であることを発注元に説明して、そのような材料を供給できる調達先を紹介してもらう。
・常温の曲げ加工ではなく、割れが生じない温度まで加熱して加工する。
・自由曲げではなく、材料全体に圧縮応力を加えるような条件で曲げ加工を行う。
参考URL:JIS検索・閲覧サイト
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お礼
2019/02/01 08:56
詳細な御回答ありがとうございました。
向き=ロール目かと思われますが残念ながら両方向の曲げ加工製品ですので
材料探しからやり直すしか無さそうですね・・・