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2019/09/20 13:08
シックスシグマの実務での運用について教えてください。
例として、下記の状態で、シックスシグマを運用できている、と言えるでしょうか?
(例)
ある生産現場のある工程では、1人の作業者が手作業でその工程を完結させています。
熟練の作業員であり、また作業の方法は作業基準書に厳密に基づき、毎回同じ動きを繰り返しています。
そして、その工程で製品を1つ処理するために、平均300秒の時間がかかりますが、人間がやることなので所要時間にはバラつきがあり、その標準偏差は10秒だとわかりました。
たまたま気がそれていた、とか、材料原料がかたまっていた、とか、いろいろな理由で、10秒程度の誤差は出ているようです。
また、このバラつきが正規分布しているかどうかをグラフで確認してみたところ、見た目は、正規分布に良く似ている形となりました。
理論上、データのバラつきが正規分布に従っている場合は、全体の99.73%は、標準偏差3つ分である30秒以内に収まっているということになります。
今回の例も正規分布に似た形で分布しているので、全体の99.73%は、誤差が30秒以内に収まっているはずです‥。
上記の例が、純粋な理論上の話というより、生産現場における実運用として、どの程度妥当性があるといえるでしょうか?
・いくらバラつきが正規分布に似ているように見えても、人間の作業者の動きを、正規分布を前提とする Six Sigmaで捉えるのは不適切、なのか?
それとも
・作業時間のバラつきは見た目、正規分布に近いので、Six Sigma は生産管理上、十分運用可能だし、改善に役立てるべき、なのか?
いかがでしょうか。
品質管理手法による、±3σ(トータル6σ)を人間の動作に適応できるかという事ですよね?
基本的には問題なく適応可能です。
基本的には、というのは前提条件である「熟練の作業員であり、また作業の方法は作業基準書に厳密に基づき、毎回同じ動きを繰り返しています」が維持されている限りは、という事です。
また可能であれば作業者の体調面(風邪・怪我などの明確なもの)は何かの方法で記録しておき、それも織り込めればより良いでしょうし、作業環境のデータなども揃えたいところです。
要は、熟練した作業動作そのものに統計手法を適応する事は可能ですが、通常の工作機械などに比べて多様な要素によってバラつきが左右されるため、環境要素も含めて幅広く取得しておかなければ「外れ値・異常値が出たぞ。原因はなんだろう」「さあ・・・?」という事になりかねないわけです。
品質管理というよりも統計面の基本ですが、どのデータを対象とするか、どのようなデータを関連付けるかが重要なので、あらかじめ想定できるデータ、取得に対して手間のかからないデータは集める前提で取り掛かった方が効果的に運用できます。
ちなみにデータ量が一気に増えるので運用上の工夫は必要ですが、作業時の動画が撮れていればかなり色々な事が分かります。
どうもありがとうございます!
運用上にいろいろな工夫は必要ですが、前提としての作業者のスキルや手順が安定している状態であれば、とりあえず使える、という判断ですね。
どうもありがとうございました。
2019/09/21 09:40
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回答ありがとうございます。
詳しく教えて頂くことはできませんでしょうか?
よろしくお願い致します。
2019/09/20 16:39
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