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形状測定機の選び方と比較|接触式と非接触式のメリットデメリット
2023/10/20 18:18
- 形状測定機の選び方や接触式と非接触式の特徴を比較します。
- 東京精密社の針での実測タイプとキーエンス社の3D非接触タイプの性能と使い勝手を検証します。
- 接触式と非接触式の形状測定機のそれぞれのメリットとデメリットについて解説します。
形状測定機について
2021/03/15 14:30
形状測定機を購入するにあたり、意見をお聞かせいただければと思い投稿させてもらってます。
東京精密社の針での実測タイプと、キーエンス社の3Dでの非接触で
迷っております。
一昔前までは、ハレーションの問題など非接触での測定はまだまだという認識だったのですが、この度VR5000という新しい非接触の形状測定機だと、接触式よりも優れている?という印象でした。ただ使ってみないとデメリットやそれぞれの良さがわからないので、もし両方使用した事がある方がおりましたら、それぞれのメリットデメリットを教えていただないでしょうか。
個人手には、日々の点検やできる事の多さから非接触のほうがいいとは思っております。
よろしくお願いします。
質問者が選んだベストアンサー
VR-5000は良い測定機です。実務で使用していますが、かなり使えます。凄い速度で3D化してくれますし、画像が残るのも便利です。
ただ非接触式故のデリケートさというか、得意不得意がハッキリしている機材ですから、一概に接触式よりも優れているとは言い切れないですね。
メリットデメリットを書いておきますが、接触式の形状測定機は最新式の物は使ったことがないので、VR-5000に限定します。
VR-5000
・メリット
測定速度が圧倒的に早い。範囲も広い。3D化した上で基準平面を作れるため、接触式の3次元測定機に慣れていると習熟がスムーズ。
私の業務では部品の摩耗や打痕など『全容を把握する』『最下点を探す』といった作業はコイツなしでは考えられないレベル。
3Dデータさえ保存しておけば後から色々と弄れるので、手元から無くなってしまうタイプのワーク(出荷品とか、ユーザー持ち込みで返却が必要なサンプルとか)はとりあえずコイツで一回りデータ化すると後から助かる事もしばしば。
また面取りのサイズとか、微細形状とか、柔らかいワークとか、他の測定機ではそもそも測定が困難な部位も容易に測定可能なのは非常に便利。
・デメリット
表面の光沢や色味によって測定精度がブレる。特に光沢のあるワークや、測定範囲の中でコントラストが激しい場合は上手くデータ化出来ない事も多い。
面粗さもデータ化出来るものの、接触式と比べると測定精度や分解能はお粗末。金属加工面の場合、絶対値は使いモノにならない。同条件で測定しての比較用ならまあまあ。
総じて非接触ゆえの不安定さ、デリケートさに注意を払いながら使う必要あり。
個人的には、自分に選択権があるならば、定型品の『検査』『測定』なら安定性で接触式を採用します。しかし『故障モード解析』とか『ユーザートラブルの調査』といった業務なら圧倒的にVRが便利ですね。やれることの幅が違うので。
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その他の回答 (3件中 1~3件目)
非接触は「測定が早い、簡単、ハレーションが心配」、接触は「測定が長い、操作が難しい、ハレーションを心配しなくていい」という感じです。
基本的には上記のメリット・デメリットがあり、あとは測定物次第です。例えば止まり穴の深さとか真円度などは接触式でないと難しいと思います。
測定サンプルがあるなら試験的に測定してみるのが一番です。
お礼
2021/03/19 11:46
コメントありがとうございます。
故障モード解析等で使用する事が多くなりそうなので、
こちらのほうで検討させていただきます。