ダンパーを調整して出口流量を変える方法

流出量は流入量と一緒です。ただし途中で漏れなければです。
出口を絞れば流れにくくなるので気流なら入口から入ってしまえば密度が上がり通過できる密度になって流れ出ます。もし入口から押し込む機器がブロワであれば、圧力が上がりすぎれば押込損ねた分はブロワ部分で隙間から漏れて入っていけずに終わります。

流路の流量は、入口から出口まで一定と考えた方がいいと思います。
そのうえで、下図のようなファンのPQ特性と、流路のｼｽﾃﾑｲﾝﾋﾟｰﾀﾞﾝｽ（抵抗）の関係から、流量が決まると理解することにしましょう。
ﾀﾞﾝﾊﾟｰを絞って抵抗が大きくなることで、流量が減ります。

スーパーでも遊園地でも　なんでもいいから　想像してください

入口　建屋　出口　

出口を締めれば　建屋の中はどんどん混んでいき(圧力が上がる)　最終的には　入口から入れる人は出口から出れる人と同じになります

さらに過剰に入口から　押し込んだ場合　←　押し込む方式によって変わる　が

入口が　あふれる
入口から　逆流する
建屋が壊れる

の3パターンが考えられます

簡単な話の気がしますが

ダクトがあって、一定の流量で流れているとします。
この時に　出口をダンパーで制限すれば、まず流出量が減るのはご理解頂けると思います。
この時流入量は変わらないのでファン以後の内圧が上がっていきます。
ファンの能力に依存しますが、ある内圧まで上がる過程で徐々に流入量が下がり、結果、流入量＝流出量になります。
極端にダンパーを絞っても無限に内圧が上がるわけではなく、ファンの内側に空気を引き込めなくなります。
入口をダンパーで制限した場合は
ダンパーからファンの間が徐々に負圧になりますので流量が減るのですが、これもある程度のところで釣り合って流入量＝吐出量となるわけです。

ダンパーを閉じれば流路の抵抗が大きくなるので（流入圧力が一定なら）流量が小さくなりますね。