指でドラムのリズムを叩く機械

外部マルチメディア機器の間に接続し、指でリズム等を演奏できる・・・という点から、
恐らくはKorg社のカオスパッド/カオシレーターあたりではないかと予想しております。

これらはDJ向けに作られたアイテムの1つですが、
その有用性からマルチメディア機器の間に接続し手軽に遊べるおもちゃいう点でも人気があります。

部類的には、エフェクター付サンプラーと呼ばれます。
カオシレーターはシンセのジャンルですが、
1種の新ジャンル楽器とも見られてます。

もしかしたら違う商品を指しているかもしれませんが、
恐らくサンプラーの事だろうと課程してお答えします。

サンプラーとはもともと、外部から音を入力し
編集して好きな部分を録音するという機能の製品です。
(好きな部分といえど楽器の一部だけを抜き出すとかはできなく、あくまで時間的な部位による取り込みです)

しかしサンプラー向けにサンプリングCD/DVDという商品も存在し、
これらは特定の楽器のフレーズ集や、または単音のみが収録されてたりします。
それらをサンプラーに取り込み、音質を自由に加工編集したりして、
鍵盤やパッド機器などを接続して演奏することができます。
(鍵盤もパッドも、どこを押さえたらどの音が出るかという設定もできます)

最初からサンプラーに様々な音が保存されている製品も多くあります。

パッド系のサンプラーといえば、
AKAI社のMPCシリーズ、Roland社のSPシリーズが有名です。
本体にパッドと呼ばれる柔らかいスイッチがついていて、
本体にCDを入れる場所があったり、外部から音の入力＆出力する機能、音を加工するエフェクト機能等がついています。

こんな製品です
SP404　(廉価版)
http://www.roland.co.jp/products/jp/SP-404/
SP555　(現行上位版)
http://www.roland.co.jp/products/jp/SP-555/
MPC500　(下位機種)
http://www.akai-pro.jp/mpc500.php
MPC5000　(最上位機種)
http://www.akai-pro.jp/mpc5k.php

ただしこれらは値段もそこそこしますし、
マルチメディア機器と接続してリアルタイムで鳴らして遊ぶというよりも
本格的にリズムを打ち組んだり、ライブなどに使用したり・・・という事に力があります。
(もちろん希望のような使い方もできます)


安く手軽な製品ですと、やはりKorg社のカオスシリーズでしょうか。
こちらは接続した機器からの音をリアルタイムに音質を加工したり、入力されている音楽に合わせて、
いっしょにリズムを刻んだり・・という事に特化しています。
PAD系のサンプラーとは異なり、こちらは画面をタッチしたり滑らせて演奏や加工ができるのが特徴です。
サンプラーというよりDJ向けリアルタイムエフェクターという面が大きいです。

KAOSS PAD mini-KP　(廉価版)
http://www.korg.co.jp/Product/Dance/mini-KP/
KAOSS PAD KP3　(上位版)
http://www.korg.co.jp/Product/Dance/KP3/

同社のカオシレーターという製品はタッチパネル方式のシンセサイザーで、
カオスパッドがリズムやエフェクト加工が主体ならばこちらは画面をタッチするだけで
シンセ音を鳴らすといった特徴があります。(指を適当に滑らすだけでメロディを鳴らせる)
http://www.korg.co.jp/Product/Dance/kaossilator/

Korg社にはエレクトライブシリーズというパッド式のサンプラー/シンセもあります。
生産完了品ですがこちらも未だ人気が根強く高いです。
特徴はあらかじめリズムを組んだ上でリアルタイムで音を変化させてく所です。
http://www.youtube.com/watch?v=QgbEnF0_V0o
http://www.youtube.com/watch?v=etnaPVlP5d8&feature=related

指で叩いたりしてリズムを鳴らしたり・・といった製品はこれくらいしか思い浮かびませんでしたが、
主旨とは異なりますが、CD専用のDJターンテーブル(CDJで検索)、PCとソフトが必要になるが
PC上の音楽ファイルでDJプレイをするためのコントローラ等も存在していて遊べますし、
YAMAHA社のTENORI-ONという楽器は、視覚的に光で演奏するといった面白い品です。
http://www.youtube.com/watch?v=R1ulyBiKf9M