社会保険に入ることについて

まず、基本的に国民年金・国民健康保険より、企業の社会保険に入った方が「有利」です。
保険料・年金として払う金額のうち、半額を会社が負担してくれるのですから。

まず、保険に関しても、月収が10万円程度でしたら、社会保険のほうが安くなります。
これは年収ベースで計算になりますが、年収150万円としたとき、
社会保険は年間約74,000円（ひと月あたり約6,200円）に対し、国民健康保険だと、年間約104,000円（ひと月あたり約8,700円）となります。
社会保険のほうが月1500円ほど安くなります。
（参照：https://www.mmea.biz/23104/）

保険料に関しては、基本的に社会保険料＜国民健康保険料で、収入がアップしても社会保険の方が得になります。
しかし、問題は年金の部分です。
現在、あなたは月10万円の収入なので、社会保険年金＜国民年金となっていますが、収入がアップすればこれが逆転します。

まず、前提として国民年金は常に一定額、月16,590円です。
それに対し社会保険である厚生年金は、収入に応じて金額が変わります。
月10万円の給与だと、17,934円かかります。
ただしこれは全額あなたが負担するのではなく、半分を会社が負担するので、8,967円があなたの負担となります。
つまり年金については、16590円－8967円なので、7623円安くなります。
（ボーナスなどが出る会社であれば、厚生年金の負担は大きくなります）

つまり収入が少ないのであれば、社会保険のほうが保険1500円＋年金7623円＝9123円ほど手取りが多くなります。

ただし、月収が18万円くらいになると、社会保険の年金額は国民年金と変わらなくなります。
また、ボーナスなどが入れば、そこからも引かれます。

つまり、収入の低いフリーターなどほど、恩恵が手厚いため、社会保険に加入できるのであれば絶対加入したほうが「得」になります。