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電力の輸送について知りたい
2023/10/21 00:24
- 電力の輸送について知りたい
- 電力を貯蔵して輸送する場合、どの程度のロスがあるのか知りたいです。
- 輸送可能であれば、どのような方法を使用するのか知りたいです。
電力の輸送は可能ですか?学のない人間ですが知りたい
2022/05/02 12:08
電池の場合は知りませんが
電力を貯蔵して輸送する場合どの程度のロスがあるのか知らないし
家庭で使えるだけの量を輸送できるのかも知らないです、が
輸送可能であればどのようにするのか、ロスの量を知りたいです。
回答 (4件中 1~4件目)
電気をそのまま貯蔵することはできません。何か別なものに
置き換えて(変換して)運べる形にしないと輸送できません。
電池のように化学エネルギーに変えて運ぶのは現行の技術です。
今の電気自動車が例です。でもフル充電でも家庭で使う電力では
たぶん、数日間分でしょう。大きな重いバッテリーは運搬には
かなりな電気やガソリンを消費します。そのロスは一概に計算
出来ませんが数割くらいはあるかも。現行の技術ではロスが少なく
重量が軽くて貯蔵電力が大きい実用化できそうなシステムはありません。なので色々な方式が考案されています。例えば燃料電池や水素を
使ったエンジンや発電機です。でも昔に比べれば効率の良い優秀な電池
が生まれています。昔は電池で空中に浮くドローンなど考えられなかった(軽い電池も無く軽い強力なモーターも無かった)です。
あと、バッテリーには寿命や価格もありますので効率だけでは実用化
につながりません。
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一般に電力を蓄える方法としては、次の1)~4)が知られています。
1) 揚水発電
電力を水(質量)の位置エネルギーに変換して蓄える方法です。
船などに積んで輸送することはできませんが、蓄えている間に消耗するエネルギーはごく僅かです。効率は、充放電総合して70%程度。
2) フライホイール
電力をフライホイール(はずみ車)の運動エネルギーに変換して蓄える方法です。ベアリングの摩擦などでフライホイールの回転数は次第に減速していくので、例えば1時間以上のような長時間エネルギーを蓄える用途には向きません。
3) Power to Gas
電力をガスの化学エネルギーに変換して蓄える方法です。水素ガスは密度が小さく、同じエネルギーを蓄えるために必要な重さ(質量)が小さくて済むので、運搬には向いていると思います。
4) 蓄電池
電力を電極材料の電気化学変化による化学エネルギーに変換して蓄える方法です。現在最も広く用いられています。
5) 電気二重層キャパシタ
蓄電池と似ていますが、化学変化を利用せずに、電界という物理的な現象を使って蓄えるため、寿命が長いなどの特徴があります。
出典:
https://www.softbank.jp/energy/special/shizen-denki/column/vol-010/
POWER Xの「電力の船舶輸送」でしょうか?
リチウムイオン電池の自己放電特性は、1か月あたり1~10%と言われています。
そして完全充電、完全放電時にはバッテリーが熱によって膨らんでしまう特性があるので、有効内容量は60~70%と言われています。
(100%充電または100%放電したLi電池は、危険で近寄れません)
海運関係勤務ですが。絶対無理だと思います。
そもそもリチウムイオン電池のエネルギー密度とガソリンのエネルギー密度では、
ガソリン:12,727Wh/kg
Li電池:225Wh/kg (2006年当時)
2006年からの技術進歩を考慮しても、約40倍の差があります。
つまり今10,000ton積みガソリンタンカーと同じだけのエネルギーを運ぶために、400,000ton積みの「バッテリー船」が必要になるわけです。
軽油だとこれがさらに1.1倍になります。それに加えての1~10%/月のロスと実情60~70%の有効容量です。
POWER Xの求人ページを見てみましたが、やたらとITエンジニアばかりを募集していますよね。
技術を全然わかっていないZOZO出身の社長が、
「エンジニアなら優秀だから出来るだろう」
とあまり考えずにプロジェクトを進めているように見えます。構成メンバーの中に造船技術者が全然いない。
提携先の今治造船もわかっているはずです。
すぐに行き詰って撤退すると思います。