このQ&Aは役に立ちましたか?
社内と社外の重量基準値の適切な考え方とは?
2023/09/07 07:10
- 製造業の品質管理において、社内と社外の重量基準値が異なる場合、適切な考え方は何でしょうか?
- お菓子を事例に取りながら、製造部と消費者の基準のずれがクレームの原因になる可能性があることを指摘しました。
- 基準値よりも多い・大きい、または少ない・小さい方が好まれる品質特性について、社内外で基準を統一するべきか分けるべきか検討しています。
重量の基準
2022/06/01 14:52
製造業の品質管理にお詳しい方いらっしゃいましたらご教示下さい。
当社の社内と社外の重量基準値が異なる点について、どのような考え方が管理において適切か悩んでいます。
食品とかがわかりやすいため、お菓子を事例として相談させてください。
例えば、「100g」基準とするお菓子の商品を製造しているとします。
この時、「100g」を計量基準値とするため、製造部では「100g」を狙って商品を生産します。
ただ、もちろんバラツキが出てしまうため、「100g」からプラスマイナスの公差が現実出てくることとなるかと思います。
お菓子の重量がパッケージ表示している「100g」より少ないことは、クレームの原因になる可能性が考えられるため、実際に生産する場合には例えば10gだけ量を増やした「110g」を工場基準として生産するといったことは一般的な考え方でしょうか?
個人的には、社内と社外向けの基準が異なるとダブルスタンダートになってしまって、営業部や事務員と製造部や現場作業者、それぞれの基準がずれてしまいこれもクレームの原因となってしまうような気がします。
食品に関わらず基準値よりも、多い・大きい、または少ない・小さい、方が好まれる品質特性って結構あると思います。
その場合に社外に表示する基準は、「社内外統一させるべきか」、「社内外で基準を分けるべきか」、もちろん製品にはよるかと思いますが、お詳しい方ご意見いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
質問者が選んだベストアンサー
製造業です。書かれているケースの場合、狙い値、基準値をプラス目に調整するのは普通の事です。
もちろんその余裕量はコストですから、その幅については慎重に決められるべきですが。
社内向けと社外向けで基準が分かれているのはよくある事ですね。特に社内外で統一する必要はありません。そもそも社外向けに許容範囲を発信すべきか、という部分も意見が分かれるでしょう。
>>営業部や事務員と製造部や現場作業者、それぞれの基準がずれてしまい
これについては、単に情報共有の問題です。社内の必要なメンバーが基準値について共有できていれば、その値が社外向けと異なっていてもクレームリスクは増えません。
また製造基準について、営業部や事務員が把握している必要はありません。むしろ社外に漏れるリスクになるだけなので、周知させない方が良いです。
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
その他の回答 (4件中 1~4件目)
製造業者は、景品表示法によって優良誤認をさせないように表示を行うことが求められています。この裏返しとして、消費者の期待を裏切らないように、表示と整合するように商品の量を管理することが必要と思います。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/representation_regulation/misleading_representation/
では、どの程度に管理すればいいかについて、JASなどの規格で、表示値の95%以上などと規定があれば、それに従えばいいと思います。JASなどの国が認めた基準がなければ、業界団体の基準に従えばいいと思います。業界団体の基準もない場合は、製造業者の自主管理になりますが、前記の「優良誤認」にならないように、良識に基づく基準で管理する必要があると思います。
上記のような背景に基づいて、製品に表記する標準の量と、現実の製品の量の管理幅を決めればよさそうに思います。
慣習によって、表示する標準の量に対して現実の製品の量が下回ることが許されない場合もあると思います。一方で、ばらつき幅が十分に管理されて、平均値が標準の量を下回らなければよいとするような考え方もあると思います。
お礼
2022/06/02 18:40
ご回答ありがとうございます。
景品表示法を遵守する必要性がある点は、抜けていた点でしたため勉強となりました。
業界の基準を参考にするとともに、やはり表示基準値を下回らないように管理する場合は、社内で社外基準値より大きい値を別途を設けて管理することが必要になりそうですね。
専門ではないけど。
まずは社内での1つ部品や袋に入れた量の計量で複数部署で変わるというのは、測定する機器の校正を定期的にしていないからではないでしょうか?
自社の基準となる品質管理や検査室とかでは100と出ても社外では規定範囲外というのであれば、品質管理や検査室のどれくらいの頻度で校正していると言えるのかです。自社の測定がというのであれば、外部の重量測定出来る所に出してズレているのであれば、メーカーの修理が必要なのか修正出来るレベルなのかも確認
物に対して100としているが、1つ1つがどれくらいなのか。
それぞれの重量計を社内の物を集めて検査室のとどれくらい違うのか、全部調べる方法をするか一定量の物を新規に変えてしまうのか。
そもそも品質管理の機器や検査室の機器が信用できないのであれば、
機器ごと全部メンテに出すのか、新しく交換してとするのか。
前の方も書いているようにどれくらいの誤差内でするのか、
それは設計者がどれくらいなのかを書く事が必要。
100に対して-10から+20までとするのか100に対して+10から+30までとか色々でしょう。
ただ100を作るといってもマイナスもあればプラスもある製造ではどこまでの範囲なのかしっかり表示や分かりやすい表示の仕方をしているのかとも言えます。
まずは品質管理の測定結果と社外の結果が違うのであれば、専用の検査会社などへ出して結果がどいうのか確認。
社外側が正しいのであれば、社内の検査機器類が悪いので、全体的なメンテや校正の見直し基準の物を外部検査をしてなど。
社内での品質管理とかの結果的にあっているのであれば、まずは社内の複数の部署が悪さをしているのを直すのと、社外へはその検査結果と合わせて自社の問題もなどの言葉も必要。
お礼
2022/06/02 18:33
ご回答ありがとうございました。
測定器による誤差等も確かに考慮して、基準管理していく必要性は高そうですね。
製造業の設計関係をしております。
おっしゃってることは部品の製造であれば図面に公差として記載することで済みます。
プラス狙いかマイナス狙いかは部品によって異なりますので図面を見て判断してもらうことになります。
お菓子であれば100ℊを下回らないようにするのなら
100+10-0(100~110グラムの間)という設定にすればよいのではないでしょうか。
取引先に提示するのも社内基準としてもこれを共通で問題ないと思います。
お礼
2022/06/02 16:42
ご回答ありがとうございます。
マイナス側を0にして、プラス側の幅を持たせて管理するとのことですね。参考とさせていただきます。
お礼
2022/06/02 18:36
ご回答ありがとうございます。
社内基準と社外基準と異なるのは、やはり一般的にもあることなのですね。
可能な限り統一した方が良いのでは?と考えていましたが、現実問題そうはいかないですもんね。
他部署との情報管理を徹底することは必須ですね。参考になりました。