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2023/04/06 21:36
タンク及び配管に付いた圧力ゲージの圧力の値がなかなか理解できないですが
1、例えばタンクの圧力計が0.1MPaだったら、ゲージの圧力は
絶対圧力 - 大気圧 なのに
実際タンク何かの圧力は
0.1MPa+大気圧(101.3kPa)=
0.2013MPaでしょうか?
それとも
ただゲージに表された0.1MPaですか?
2、絶対圧力というのは
絶対温度-273℃のようにどんな値がありますか?
宜しくお願いいたします。
ゲージ圧力は、測定対象の圧力から気圧を引いた相対的な圧力を示します。一方、絶対圧力は、真空を0とした場合の圧力を示します。以下に回答をまとめます。
タンクの圧力計が0.1MPaの場合、それはゲージ圧力です。つまり、大気圧を基準にして0.1MPaの圧力があることを示しています。タンク内の実際の圧力は、大気圧を加算した0.1MPa+101.3kPa=201.3kPaとなります。
絶対圧力は、絶対真空を0として測定した圧力を示します。絶対圧力と気圧の差は、標高や天候によって異なるため、一定の値があるわけではありません。絶対圧力は、一般的には気圧を加算した形で表現されます。例えば、気圧が101.3kPaの場合、0.1MPaの絶対圧力は0.1MPa+101.3kPa=201.3kPaとなります。また、絶対温度とは、摂氏温度に273を加算した値を示します。絶対温度を用いることで、圧力や体積などの物理量を計算する際に、絶対的な値で扱うことができます。
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つhttps://d-engineer.com/fluid/zettaiatu.html
大気圧を0とした圧力
高気圧(晴天)時と 台風の時とは違うし
標高でも変わる
>1、例えばタンクの圧力計が0.1MPaだったら、ゲージの圧力は絶対圧力 - 大気圧 なのに実際タンク何かの圧力は
>0.1MPa+大気圧(101.3kPa)=0.2013MPaでしょうか?
>それともただゲージに表された0.1MPaですか?
そのタンクに取り付けられている圧力計の種類がゲージ圧力計だった場合には、
ゲージ圧力=絶対圧力-大気圧
なのですから、タンク内の絶対圧力は
0.1MPa+大気圧
になります。
この場合の大気圧とは標準大気圧力(=1気圧=0.101325MPa)の事ではなく、測定した時のその場所における大気の圧力の事です。
大気圧は標高や気象条件によって変化するので、大気圧は必ずしも0.101325MPaであるとは限りません。
そのため、ゲージ圧力計が示す圧力が0.1MPaだった場合でも、大気圧の値によって絶対圧力は異なってきますので
0.1MPa+大気圧(101.3kPa)=0.2013MPa
とは限らず、圧力を測定した時のその場所の大気圧がもし0.0999MPaだった場合には、絶対圧力は
0.1MPa+大気圧(0.0999kPa)=0.1999MPa
になりますし、大気圧が0.1030MPaだった場合には、絶対圧力は
0.1MPa+大気圧(0.1030kPa)=0.2030MPa
になります。
尚、圧力計にはゲージ圧力計と絶対圧力計とシールドゲージ圧力計があり、ゲージ圧力計で測った圧力の値はゲージ圧力になりますし、絶対圧力計で測った圧力の値は絶対圧力になります。(シールドゲージ圧力計とはガスを封入した容器が内蔵されていて、その容器内のガスの圧力を基準として測った圧力の値を表示します)
タンクの圧力計などといった工場などで使われている圧力計は大抵の場合はゲージ圧力計ですが、気圧計などのように絶対圧力計が使われている場合も稀にはありますから、「ゲージ圧力とは圧力計で測った圧力の事」という考え方はしないで下さい。
>2、絶対圧力というのは
>絶対温度-273℃
>のようにどんな値がありますか?
既に書きましたように
ゲージ圧力=絶対圧力-大気圧
であり、大気圧は必ずしも0.101325MPaであるとは限りませんので、温度における
>絶対温度-273℃
とは異なり、特定の数値が現れるような値はありません。
普通に圧力計で測れる圧力をゲージ圧といっているだけです。
身の回りにある空気は大気圧という圧力で存在しますが
普通に空気に触れているところ全てにかかっています
だから、普通の圧力計では大気圧は相殺されてしまいます。
タンクなんかの圧力計が0を指していても大気圧の空気が入っています。加圧すると大気圧に上乗せする形で圧力を上げることになります。だから状態に関する計算には大気圧を上乗せした絶対圧を使います。
だからタンクについている普通の圧力計が0.1MPa指していたらそれがゲージ圧で、その場所の大気圧が980hPaだったら0.098MPaを足して0.198MPaが絶対圧力となります。大気圧0.1等をそのまま使えるのは仕様書などの世界だけの話です。
ちなみに真空は大気圧から絶対圧力が0になるところまでしかありません。だから海抜が高いと真空機器は使えないこともあります。
面積と力の関係を考える時には無視して問題ないです。
絶対圧は空気の密度や圧力変化、温度変化、流量などを考えるときだけ必要です。
絶対圧力は空間に空気分子が全くない状態を0とした圧力です。
ゲージ圧の0からはその場所の大気圧分だけ
タンクに取り付けた圧力計はゲージ圧を表します
ゲージ圧は大気圧(0.101MPa)を基準に高い圧力を正圧、低いのを負圧と言います
絶対圧とは真空の状態を0Mpaとする圧力です
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