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2023/06/22 14:50
自宅にて長らく雨ざらしになってたおそらく鋳鉄の羽釜を活用
しようと調べているところ
アルミ製の羽釜と鋳鉄製の羽釜で価格差にとても開きが
あることがわかりました
一体何がそこまで価格を押し上げているのでしょうか?
大きい鋳鉄製の羽釜は100万円を超えているようです
http://www.nanbutetsubin.com/q-a.html
Q.6《何故、価格がこんなにちがうの?》
A:値段は次の4点で決められます。
~中略~
しかし、伝統工芸品の釜や鉄瓶はその工程が殆ど手仕事のクラフト製品です。
よーするに漆器とか茶わんとかと同様
https://www.wajimanuri.co.jp/
>大きい鋳鉄製の羽釜は100万円を超えているようです
小さな茶わんが百万円
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金属加工業者です。
ざっと比較したところ
鋳鉄羽窯(75㎝):516000円
アルミ羽窯(75㎝):236000円
ということでおっしゃる通り2倍以上の価格差がありますね。
ここから先は推測となります。
まずアルミも鉄も製法は同じで材料を溶かして鋳型に流し込んだ後、最終的には削って仕上げています。
原料費については重量単価ではアルミのほうが高いけれど使う材料の重量は鉄のほうが多いので差はあまりないと思います。
まず差が出るのは「材料を溶かす温度」です。
アルミが600℃程度なのに対し鋳鉄は1200℃が必要になります。
アルミの溶解炉は電気やガスなどで溶かしますが、鋳鉄の場合は高温のため、鋳鉄と共にコークス(燃料)を溶解炉に入れています。
コークスを燃焼させるためには別途熱源が必要です。
ですからコークスの費用も別途発生します。
その次に差が出るのは切削工程です。
鉄に比べてアルミは短い時間で削ることができますので削る費用も安く済みます。
もう一つの差は重量です。
鋳鉄はアルミに比べて3倍近く重いので、ものが大きくなれば取り扱いにも手間と費用が必要になります。
以上のことから最終的な販売価格に大きな差が出て言うと思われます。
(金属加工業者とはいえ畑違いではありますので参考程度に)
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