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NE555の充放電切り替え電圧の調整について
2023/10/21 06:28
- NE555は充放電の切り替えが電源電圧の2/3、1/3で行われます
- 充放電の切り替え電圧を変更するためには、1pin(GND)と8pin(Vcc)に適切な抵抗を接続する必要があります
- NE555の充放電切り替え電圧を調整する方法について教えてください
NE555の充放電切り替え電圧の調整
2023/07/10 20:07
NE555は充放電の切り替えが電源電圧の2/3、1/3で行われますが、その値を変更したいと考えています。
1pin(GND)と8pin(Vcc)に適切な抵抗を接続することで変更できると思ったのですがどうでしょうか?
※OKWAVEより補足:「技術の森( 電子・半導体・化学)」についての質問です。
回答 (7件中 1~5件目)
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1pin(GND)と8pin(Vcc)に抵抗を接続しても何の意味も無いです。電源-GND間に入れる意味は全くあり得ません。
私はやった事があります。タイマー時間を限界まで伸ばす為にやり、成功しました。2.5倍ほどになりました。
タイマー動作なのかマルチバイブレーターなのかにより回路は変わりますが、5-8pinに抵抗を付けると内部のプルアップ抵抗と並列になり、例えば2.5/3の電圧までリセットが掛かりません。確か内部抵抗は10kΩです。そのままでは1/3の閾値も上がってしまいますので注意・・・セット入力端子の2pinにも抵抗を接続して例えば0.8/3の閾値にします。
NE555に限らずですが、ICのVccピンやGNDピンに直列に抵抗を挿入するのはお勧め出来ません。
(そこに抵抗を入れる使い方をICメーカーが認めている場合を除く)
そこには、そのICの内部で消費する電流が流れていて、その電流値は回路の動作状態により変動します。
電流値が変動するということは、挿入した抵抗による電圧降下も変動するという事です。
ここの電圧降下が変動するということは、IC側から見ると、電源電圧が変動している事になります。
ICを安定して動作させるためには、電源電圧の安定が必要です。
実験的に試してみるのは、構わないと思いますけどね。
でも、その時は、たまたまうまく動いたとしてもICの周囲温度が変化するなど、動作条件が変わった時に回路の動作不安定が表面化する場合もあるので注意が必要ですね。。
Vccに、直列に抵抗を挿入してしまうと、Vccの値自体も一緒に下がるので、しきい値の絶対値は変わりますが、分圧比は、対Vccの比としては変化しません。
しかもVccに直列に抵抗を挿入するとIC自体の動作も不安定になる可能性があり、お奨めしません。
>8pinとVccの間にR1という抵抗を接続すれば・・・・・
前の回答に貼ったものより少々詳しい等価回路を貼っておきます。
前の回答に貼った簡易等価回路では、8番pinは分圧抵抗器にだけ繋がっているようにみえますが、実態はIC回路全体に電源を供給するための端子なのです。電源と8番pinの間に抵抗器を接続すると、IC回路全体に安定な電源電圧を供給することができなくなって、期待する動作をさせることが困難になります。
上記回答をご不審に感じたら、ご自身で実験回路を組んで動作を確認することをお勧めします。NE555や抵抗器などは、ごく安価ですので、不適切な回路構成で素子を壊してもお財布に響くことはないでしょう。また、感電や火災などの心配もないでしょうから、存分に実験できます。